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第六話

大聖寺城まで撤退していく丹羽長重たちを追撃する前に、杣山城を攻略し終わった大谷吉治、湯浅隆貞たちと合流することにした。

「今、おそらく勝山城にはほとんど誰も居ないのでは‥?織田信雄は関ヶ原の土くれとなったはずなので‥」

朽木元綱が大谷吉継にいらんことを言う。

「ふむ、朽木。では、お前が行ってこい。ワシらは永平寺でも見てるから」

「えぇ‥」

朽木元綱、勝山城攻略に向かわされる。

大谷吉継たちが永平寺でまったり過ごして数日後、大谷吉治たちと合流できた。朽木元綱も勝山城を奪取してきた。

「ご苦労だった、吉治。そして驚かせてくれるな朽木‥」

大谷吉継からすると朽木ごときに城なんて攻略できるのか‥と思っていたのだが、朽木は元織田家所属。越前に住もうが織田は織田。知り合いヅラして乗りきった。

「朽木よ。お前には残りの織田家への工作活動を命ずる。行け」

「はい‥」

帰って早々に織田秀信の元へ向かわされる朽木。自分がいかに織田家、つまり織田信長にとって重要な存在だったか恩着せがましく話す予定である。

「父上、大聖寺城攻略は自分にお任せ下さい」

大谷吉治は攻略が難しい大聖寺城を自分が落とせば名声はさらに高まると考えていたが、何よりこう見えても衰弱しているであろう吉継が心配であった。

「父上の健康も限界と見えます。自分に行かせて下さい」

「やだ」

「えぇ‥」

大谷吉継も大聖寺城なんて落城させたなんてことになればそれなりの有名人になるだろうと思っていた。

その頃、大聖寺城では丹羽長重と織田秀雄に亀裂が生じていた。

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