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道標  作者: 鈴木澪人
過去編
9/40

出会い2

(現)ダクト日本支社 社長 宇治宮タスク

 菊川タカセの上司は宇治宮タスク

 菊川タカセと同じチームは長尾マヤ

 新しくチームに入ったメンバー

  海瀬シュンヤ

  九条ツクモ

  池田ゴウキ

 宇治宮の部屋についたので、ノックをする。扉の向こうから「どうぞ」の声が聞こえたのでタカセは入室した。

彼の部屋にしては人が密集していた。その地位もあるが、基本的に必要以上に人と関わることがない。多分、部下に全振りしているからだと思う。


ガヤガヤしている室内に入ると一斉に視線がタカセに集まった。


「いらっしゃい、タカセ。新しいチームメンバーを紹介するよ。」


そういって三人の男性に自己紹介する様に言った。


「こんにちは!前回のプロジェクトでちょこっとお手伝いさせてもらっていた海瀬シュンヤといいます。これから菊川チームの所属となります。よろしくおねがいします」


ニコニコしながら手を差し伸べられた。しっかりした体形で、でも多分年下なんだろうな。確かに前回のプロジェクト表で彼の名前はあったような気がするが下部だったのでそこまで覚えはない。


「よろしく。菊川タカセです。」


「初めまして、このプロジェクトから菊川チームに所属することになりました九条ツクモです。」


照れながら彼も手を差し伸べてきたので握手をした。握った手はとても華奢だった。見たままだった。ただ、柔らかな雰囲気をもっていた。



「初めまして、このプロジェクトの前は派遣でこちらに来ていたのですがこの度正式に社員と菊川チームに所属することになりました池田ゴウキです」


後の二人をまねするように手を出してきたので握手をした。美容に手を入れてるのか肌などの手入れがしっかりされている感じだった。外部からの途中入社って珍しいな。実力主義のところもあるから可能性がゼロではないのか。



三人との挨拶を終えると再び席に座るように促されたので四人は座ることにした。


「今日、みんなに集まってもらったのは新しいプロジェクトのキックオフにむけての顔合わせの一環だよ。このプロジェクトの成功をもって最終的には私の退任とアジアエリアにおける日本支社の地位向上をめざしている。その為に最高のメンバーを集めてみたよ。」


「このプロジェクトの総責任者は私、宇治宮。

プロジェクトチーフは菊川タカセ。

サブチーフはここにいないけど、長尾マヤでいこうと思う」


色々ショックを受けているタカセを見ながら


「僕は、タカセと少しお話があるからみんなは自分たちの持ち場に戻ってくれるかな?」


宇治宮の言葉でタカセを除く3人は席を立ち、それぞれ失礼しますと言って退室した。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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