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道標  作者: 鈴木澪人
再び現在編

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マヤとシュンヤ 前編

ダクト日本支社  社 長 菊川タカセ

ダクト日本支社  副社長 伏見レイコ(回想時は社長)

株式会社エヌマヤ 社 長 長尾マヤ

            長尾マヤの部下は今宮アサヒ

株式会社アトラス 契約社員 海瀬シュンヤ 九条ツクモ 池田ゴウキ


会社のシステムはフィクションです。こんな会社怖いです。

 マヤはタカセと再会した後、気になる点があったので確認することにした。

それは、タカセの社長になるタイミングだった。わざわざ伏見と協力関係になってまで強引に社長業を引き継ぐ必要がないからだ。ダクト社内では、まだ伏見とタカセのクーデター論が渦巻いている。


 しかし、一緒に活動をしていたマヤとしてはわざわざ出し抜く必要がどこにあったのだろう?という疑問しか浮かばなかった。マヤ自身は自分の意志でダクト社を離れる事にしたが、あの三人は宇治宮と同じで解雇という形でおいやられている。宇治宮派閥としての粛清かなとも考えていたが、もしかすると…。


「菊川さんを孤立させたかった?」


マヤは、思わず独り言を言ってしまった。


もちろん、ここはエヌマヤのオフィスなので耳ざとい彼が反応してくる。


「菊川さんがどうかしたんですか?」何かの資料作りをしていた今宮がマヤに問いかける。


「イヤ、まだ憶測でしかないから。気にしないで」と言いながらマヤはあのとりあえずあの三人の誰かと実際にゆっくり話す必要があると考えた。

今回も、今宮はマヤについていくつもりだったが、今回は遠慮してほしいと言われ

見事に失敗していた。




 株式会社アトラスの事務所


マヤは、あの後シュンヤに連絡してみると新しい会社で契約社員として働いていると教えてくれた。少し話がしたいと言うと今働いている会社の事務所で場所を作ってくれるというので行かせてもらうことにした。


 シンプルな会議室に案内されると、そこにはシュンヤが待っていた。

元気そうにしていたので、マヤは少し安心した。

シュンヤに椅子を進められたので座った。


「お久しぶりですね!長尾さん。この前会ったのは確か就任披露パーティー前でしたよね!」

シュンヤはマヤと再会をちゃんと覚えてくれていた。


「そうですね。その時は、少し慌ただしかったのでゆっくりお話できずにすみませんでした」

エヌマヤをきちんと会社に仕上げるために奔走していた時期だった。


「あのパーティーには参加できたのですか?」シュンヤは気になっていたらしい。


「はい、わが社は下請け会社みたいなものですからね…。菊川さんにも挨拶してきましたよ」とマヤは笑いながら言った。


 そっか~いいなぁ~とシュンヤはつぶやいた後

「ところで、今日はどうされたのですか?」と本題に入った。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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