表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
道標  作者: 鈴木澪人
過去編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/40

マヤの過去と会社

(現)ダクト日本支社 社長 伏見レイコ

   菊川タカセの上司は伏見レイコ

   

   株式会社エヌマヤの社長は長尾マヤ

               今宮アサヒ(お久しぶり!)

               柳原先輩

               春日

   今宮アサヒの恋人は里村ルイ

   今田リョウを振ったのは長尾マヤ

   宇治宮タスクは失業中(バカンス予定)

エヌマヤの事務所


 都心の雑居ビルに急遽事務所を作ったのはどれくらい前か、始めはペーパーカンパニーとして使用するために作った会社が本格的に始動するとはマヤもさすがに思わなかった。小さなソファーセットと給湯室自分を含め四人分の机を寄せ合うと少し狭いかなっと思うが今はこの距離の方が一体感が出て良いかなとも思った。


 宇治宮さんに()()()()()()()()を託されてタカセを確実に次の後継者にするために地固めをしていた。彼のお願いしてくるお仕事はなかなか厳しく精神的に参っている時だった、タカセの態度に異変を感じてはいた。多分、宇治宮さんが僕に個人的に作業を割り振るのが気になるのだと思った。本来は宇治宮さんからタカセへそして僕に作業依頼がくるはずなのだから。もう少し、タカセにも説明してくれれば疑われることはなかったのではと今思ってもやっぱり遅い…。よな。

 宇治宮さんから、僕の仕事のフォローを買って出てくれたと教えてもらった。


「分かってるよね。タカセが焦ってきてるよ。マヤも焦ってね」


と圧をかけてきた。しらんがな。


 それから数週間後、早朝に宇治宮から電話がかかってきた。こんな時間に珍しいと思いすぐにとると。


「伏見さんが、状況をひっくり返してきたよ。僕は今日で解任されるらしい。まだ、きちんとタカセに引き継ぎができてないよ。マヤはしばらくそこに残って残務処理をしてくれるかい?」


またまた難しいお願いをしてきた。

マヤは返事をする。

「分かりました。1カ月ぐらい残務処理をした後ダクトを離れます。ついでに、宇治宮さんは解任後どうされるんですか?」

気になったので聞いてみた。


宇治宮はフフフと笑った後、

「マヤの会社を少しお手伝いした後、バカンスにでも行こうかな~」

どうやら、楽しい休暇をとるつもりだ!!!


「僕もお休みしたいです。」マヤも便乗しようとした。


「君は、外からタカセの背中を支えてあげないとすぐに倒れちゃうよ?」と笑いながら言われた。


そして

「まぁ~、伏見さんも当分マヤを手放さないと思うよ。君がいないと大変そうだもん」


だもん、じゃないと思う!と心の中で愚痴を言った。


「じゃあ、がんばってね。また連絡するよ」と言って宇治宮は電話を切った。


マヤはしばらくスマホを見つめると


はぁ~後でイマに連絡しよ…。と言いながら二度寝をした。


 三人のマヤの部下がそれぞれ作業をしてるのを眺めながらこの事務所に至る原因を思い出していた。

声をかけた三人は喜んで着いてきてくれた。その中でも一番元気なこの子は…。


「マヤさん!クライアントのアポとれましたよ!今週末、ルイちゃんに会いに行ってきますね!」


今宮は作業報告のついでに週末の午後休をもぎ取ろうとしていた。

マヤは勢いでどうにかしようとしている今宮を見て笑いながら


「大丈夫だけど、しっかり週末までがんばってね」と釘を指しておいた。


「イマいいよなぁ~。今度僕にも紹介してよ!」柳原が二人の会話に入ってきた。


「ヤナ先輩、嫌です!俺とキャラかぶってるからルイちゃんが迷うでしょ!」と今宮は言い返した。


「ちょっと待って、陽キャキャラがかぶるとルイちゃんはイマとヤナの区別が付かなくなるの?」

春日が思わず質問してきた。


「そんなわけないじゃないですか!ルイちゃんはそんな、おバカな子ではありません!」

今宮はキレながら返答する。


じゃあ、なんでそうゆういい方するんだよ!と春日がツッコミながら作業に戻った。


「マヤさん、リョウに何か伝言ありますか?」

その言葉にマヤは少しイラっとしながら


「僕は、そんな未練タラタラしている人ではないから大丈夫だよ」

と昔傷をつけてしまった女性を思い出した。


「さぁ、お仕事!お仕事!」と言いながらマヤはノートパソコンを再び見つめるのだった。


最後までお読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ