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道標  作者: 鈴木澪人
過去編

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15/40

本社

   本社CEOはユージン・マケイン

   ダクト日本支社 社長 伏見レイコ

   菊川タカセの上司は伏見レイコ

 本社のある国に飛行機で降り立ち、あらかじめ用意されていた車で目的地へ行く。

車にはカーテンが付けられており景色を堪能することはできなかった。同行してきた伏見とも会話はなく、何時になったら着くのだろうとタカセは少し不安になってきた。


 目的地のゲートに着くと警備員らしき人達が車内の人数とIDの社員証の顔と同一かをチェックしてようやく敷地内に入ることができた。車内のカーテンが自動的に開き外の景色を確認したタカセはその広大な敷地にただただ圧巻されていた。敷地の全体を見るには、ドローンなどで空撮する必要があるだろうなと呆然と考えていた。


 ロータリーになっている一部に車が止まる。外からドアを開けてくれる人がいたのでタカセはそのまま降りた。そして、伏見が降りるのを待っていると


「私は、ここまでだよ」と言うと、ドアが再び閉められそのまま来た広大な敷地へと戻っていった。


 タカセは驚いて少し固まっていたが、中から出てきた案内の人についてくるように言われそのままエントランスに入っていった。

迷路の様な廊下を連れまわされてたどり着いたのは、緑あふれる温室だった。


 案内の人にここで待機する様に言われたのでしばらく木々や花々を眺めていると奥の方から声が聞こえてきた。複数人の声が聞こえてきたがタカセの前にたどり着いたのは一人の青年だった。

 その青年はこの本社のCEOのユージン・マケインだった。


「初めまして、ダクト日本支社 菊川タカセといいます」

タカセは、握手を求めるようにユージンに手を差し出した。


「Hi 僕はユージン・マケインだよ。ユージンって呼んでね。」といいながら軽く握手をしタカセに座る様に促した。


 タカセは、ユージンをみて思ったよりも若い方なんだなと思った。彼自身も動画や本社のホームページでしかユージンを見たことがない。

伏見に言われてここまで来たが、なぜユージンに会わなければいけないのか分からなかった。


「この見た目に騙される人もいるからね」とタカセの考えが分かったかのような言葉を返した。


タブレットを片手にユージンが言った。

「さて、最終面接でも始めましょうか」と

最後までお読みいただきありがとうございました。

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