人物紹介ファイナル
ヴィルヘルミーナ・ローゼンアイアンメイデン
ベルクートアブル出身の他称悪役令嬢。ツン9デレ1位だったが、ナーラックのお陰でツン5デレ5位に緩和されている。自己認識に基づいた肉体と比べると眼力10倍増しで体形も所謂女性の理想→所謂男性の理想みたいな形に戻った。レンツと似たような身長だったが、元に戻ったせいでちょっと伸びた。ただ分子構造自体は訪い人ベースのためこの世界の物質とはやや異なる。元々戦神の一族であるベルクートアブルの中でも比類なき魔力を持っていたため、魔王に寄生されていた。ただ生まれてすぐに封印されていたため魔力媒体である魔王も一緒に半休眠のような状態であった。
レンツ
ナーラックの亜魔人(後天的)の苦労少年。ヴィルの細胞を以て再構成されたため、此方もこの世界とは異なる物質と化している。ヴィルの上がり続ける魔力に納得したと同時に、自分の伸び続ける魔力に一抹の不安を覚えている。
ライネイ・フロール侯爵
ゲーキの重鎮。フェンガルと折衝をする役目を持つものの一人。アステアラカの面倒を見ている。本来はどっしり構えて指示を出す側だが、悲しいことにツッコミ人材欠乏によりツッコミ側に回っている可哀そうな人。
ウィリアム・カンタベリー
ゲーキの王。ヴィルのお陰で隷属から外れて自由になった瞬間世界が終わりかけの可哀そうな人。多分苦労人でこれからも苦労する。
王女:ストルミ・ベルクートアブル
史上最強と呼ばれていた魔力操作を持つ存在。ヴィルが悪役令嬢であれば、王女はラスボスのような存在。ヴィルのお友達で、ヴィルが好き。先読みの魔力によって、生後直後から成人以上の知識を身に着けたなろう系王女。封印されてもなお恐ろしい勢いで増えるヴィルの魔力から成人頃には魔王が封印を破壊して表に出ると察知し、ヴィルを魔王ごと殺し、魔王の次の寄生先を自分を含めベルクートアブルにならないようにベルクートアブル自体を時間的に封印した苦労人。
王子:ヴァルヴィオ・ベルクートアブル
ヴィルと婚約していた第一王子。婚約者が速攻で居なくなってブレイクハート著しかったが、復活してテンション爆上げ。ただ恋愛感情がないといわれて地獄の底。ストルミの動きを察知して単身ヴィルのもとに乗り込もうとしたが失敗して今に至る。なおその全てもストルミは予見済みであった可哀そうな人。一点集中攻撃は得意だが結局防御で良いように使われるところからお察しの人。
パパ:ヴァンドゥーク・ローゼンアイアンメイデン公爵
ベルクートアブル大帝国の超重鎮。逆らう=死みたいな歩く災厄。娘大好き。魔王の事もあったとしても娘の魔力を封印しなければならなかったことを死ぬほど後悔している。そのため娘の陰口を叩く奴は物理的にすり潰していた。バランスタイプだが、ハイエンドの戦闘だと器用貧乏扱いで不遇。
魔王
ゲーキと人類での戦争の余波で穴の開いたフェンガルに行き、フェンガルの内乱で穴の開いたベルクートアブルに行き、胎児の状態のヴィルに寄生していた魔力で構成された生命体。依り代に知恵と限界を超えた魔力を与える災厄そのもの。ただ以前の依り代の意識が淡く残ることもあり、それゆえ隙が出来る悲しい存在。平和な時代のゲーキで長く存在していたため、自分の存在に疑問を覚えており、システムとして異常をきたしている。ヴィルとともに吹っ飛ばされた際にストルミに根こそぎ魔力を奪われており、意識の保持に回していた魔力もクリスタルに奪われていた不運の人。宿主の力を一段階上げる作用がある。
訪い人
無限の回復力を持つ聖女。その弊害として不老となっていた。そして平和な時代にはその力は持て余されており、エプラスの上層部によって悲惨では言い表せられないような目にあわされ、最後はナーラックの祠に捨てられた。それゆえ創造神含め人類、特にエプラスに対して並々ならない憎しみを覚えている。物理的に殺すことは不可能なレベル。
祠
ナーラックに存在していた洞窟。内部は闇に包まれているが、一度入ったものは二度と出ることのできない謎の力が働いていた。