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――生き残りたい。まだ人生満喫できてねぇ
「あなた方30名で、この学校にいるすべてのゾンビ達を殺してください。」
俺の名前は二宮隼人。昨日までは普通の中学生だった……はず
今日は土曜日。何故かしら登校させられた学校で事件は起こった
「ゾンビ達を殺してください……?」
教室で帰りの会をしていたときだった。担任の教師が居なくなったのを見計らったかのように放送が聞こえた
ゾンビを殺せ。このミッションが平凡な中学校生活を大いに狂わすこととなる
謎の流れてくる声に耳を傾けているとわけの分からないことばかりを述べている
誰もが冗談だと信じて疑わない
だが、プレイボールの声はまもなくかかろうとしていた――