第七話 戦いの終わり
レストランの店長によるとこの世界でのスキルは大きく5つに分類されるらしい。
1 便利系
2 攻撃系
3 魔法系
4 召喚系
5 概念系 の5つだ
この世界の住人は生まれるときになんらかのスキルを持っているらしくレベルアップをして他のスキルを覚えていくらしい。
この覚えるスキルは1人1人違うらしくこの世界ではこれとレベルアップ時のステータスの伸びが才能と呼ばれるらしい。
で、さっきまで俺の横にいた俺は、SSSランクスキルの全属性魔法超適正っていう魔法系スキルを持っててこの世界にある全属性魔法を消費MPを抑えた上で超強力に打てるチート能力を持ってる。
他の作品なら主人公枠だったなこりゃ
で、まあ俺はこんなチート能力持ちを200人連れてるんだから勝てると思ってエイタに挑んだ訳だけど、強さの格が違った。
今エイタに消された俺で最後だった、
俺1人だけ残った
他の皆エイタが見るだけで消えた、消滅した。蒸発するように
おおかたあの本に自分が見つめたものは消えるとか、普通に考えたらありえない物語をつまらなくするだけのクソ能力を書き込んだんだろうな。
いや、頑張ったよ皆。
でもどんな攻撃を繰り出しても無傷なんだから敵わないや、周りの建物は凄い轟音と共に崩れ去ってんのに。
笑っちゃうよな
でも俺は諦めてない、まだ負けてない。
ここで絶望したら皆に申し訳ないよな。
待ってろよエイタ今倒してやる。
「うおおおおおおおおおお!!!」
3時間前
エイタを探し始めて2日がたった。その間太陽は一回も登ってこなかった。モンスターも人間も1人もいなかった、命がどこにも見つからなかった。
俺「エイタが見つかった!?本当か。」
テレパシー俺「う、うん本当だよ、最北にある魔王城にいたんだって。」
俺「よしすぐに向かおう。全員魔王城に集合だ!」
俺たち「了解!」
俺は魔王城に向かう途中でも他の人の姿は発見できなかった。
そうだ一つ分からないことがあったことを思い出した。
俺ってあんなに熱い性格だったっけ。
なんであの時エイタにそれは違うってハッキリ言えたんだろう。
いや命を奪ってはいけないなんて当たり前だけどそう教えられてきたけど。
本当にそれだけで俺があそこまでできた人間になってたなんて思えない。
でも蚊とかこの世界に来るまではなにも考えずに潰してたのに、今はなんの命も奪ってはいけないって思ってる。
俺は自分のことを誇っていいはずなのになんでこんなに心がモヤモヤするんだ。
なにかおかしくないか?
分からない、考えろ俺、考えて考えろ。
駄目だ分からん。
そうこうしているうちに魔王城についた。
魔王城の前に立ったまま死んでしまっている騎士がいた。鎧が壊れていて生傷が見え、俺の身長くらいある大剣が真っ二つだった。
めちゃくちゃ強かったんだろうな。この人
でもエイタには敵わなかったんだろう。
胸にペンダントをかけている中には女の人の写真が入っていた。
きっと大切な人がいたんだろう。この世界のために勇敢に戦ったんだ。
自然に手を合わせていた。この人が安らかに成仏できますように....
???
あれ?成仏ってなんだったっけ?俺普通にあの夫婦の娘さんの前でも手を合わせてたけどよくよく考えたらどういう意味があるんだ?
まさかエイタが消した神とかいう存在に関係するものなのか??
思い出せない。でもそう考えたら大切な存在だったような気がしてきた。
エイタにこれも戻してもらわないと
全員が魔王城の前に集まった。
俺「よし、皆行くぞ。」
みんな覚悟を決めて魔王城に乗り込んだ。
200人の俺を見てエイタは言った。
エイタ「お待ちしておりました主様。ただ残念です。主様の考えが変わっていないことはその目を見れば分かります。」
「お互い説得は無駄なようです。これからは主様の姿をした私が代わりの主様として生きて生きましょう。」
「というわけで主様も他の人間と同じく消えてしまって構わない存在となりました。さあ、殺し合いましょうか。」
そして今に至る