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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第二部 人間失格どころか辞めてしまった編
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場違いな村

一応、ダースラに説明しておこうと思って、ラーズル村のローズンの家に転がり込んでいる。


「何をやってるのよっ!!」とポコポコ頭を叩かれる。


「だって…」


「だってじゃないわよ」とシクシクと泣き出す。


「まぁ、この村は安全だから…」


俺は、ダースラの頭をよしよしと撫でる。


そこに、16才のイーシノと23才のフェウンスが、挨拶をしに来た。


二人のお腹を見るとお腹が出ている。


「太った?」


「馬鹿ね、あなたの赤ちゃんじゃない」


この3人には、夜紅血の王とか関係ないらしい。


「触ってみて、動くのよ?」


「ふーん、何ヶ月ぐらいなの?」


「7ヶ月よ、ほら、触って、触って」


お腹にピタリと掌を当てる。


「動かな……動いたっ!!」


ちょっと感動した。すげーな生命。


「私のも」とフェウンスが空いていた手をお腹に付けさせる。


「おお、こっちも元気がいいな」


そして、ふと気が付く。


「あれ? ダースラは?」


「馬鹿、私はまだ子供ですよっ!!」プンプン怒りだす。


泣いて、怒って、忙しいやつだな。


さてと、帰るか。


俺は、ブラッドポイントで作り出した3体の魔獣にそれぞれを守るように指示する。


「こいつに勝てるやつは、いないと思う」


追加で、100匹を作り出すと、街中に放った。


これで街の安全も確保できたな。


村長が慌てて駆け寄って来る。


「お、お命だけは…」


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