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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第二部 人間失格どころか辞めてしまった編
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国が沈むとき

地下14階層の情報がなさすぎて、イライラしているのだ。


また地下13階層のレベルの低さに飽き飽きする。


どMなのか? 自分の思い通りになるのはどうも張り合いがない。


最初は暗殺ギルドで世界を裏から牛耳ろうとしたが、もう興味が無くなってしまった。


よりインパクトを求めたい。


隣国に遊び(蹂躙)に行こうかと思ったが、まだこの国で楽しめるイベントを思いつく。


貴族、冒険ギルド、王家などに、ちょっとしたイベント告知をプレゼントした。


勿論、街の主要建屋にもバッチリとポスターで、一般市民へのお知らせも忘れてないぜ。


【告知内容】


”11月14日 13:00に王家並びに騎士団、貴族の方々、各種権力保有者の皆殺プレイを開始いたします”


”夜紅血の王よりも先にターゲットをゲットした鬼畜共にはプレゼントを用意しています”


”ただし、開始時刻を厳守すること。それ以前に手を出すと10年間分の拷問をプレゼントしちゃうぞ?”


”ぶち殺した証拠に首を持ってきてね”


”コレ重要。次の5名は絶対に殺しちゃ駄目よ生け捕りよろしく。だって全員殺したら身元確認できないでしょ?”


”学園長ジブフェーロ、大公爵クレス・ダム・サーベラル、王家第一王女ソラリス、冒険ギルド長ライザウェル、商工会議長ダーンカマル”


”また本日11月11日から、王都エッセリアン、第一都市ギルファジャ、第二都市フルベルの出入りを禁止します”


”出入り口には、暗殺ギルドから派遣された暇人達がいるから近づかないほうが良いよ”


”それでは頑張ってね、夜紅血の王より”


信用してもらえないかと思い、俺こと、夜紅血の王、自らが街角でチラシを配ったりもした。


最初はコスプレかと思われたが、街の一角を灰にして信じてもらったのだ。


暗殺ギルドを作り裏からの支配を目論んでいた執事バルは、大変落ち込んでいたが、イベント後にお前が王になれば?と言ったら張り切りだした。


3つの都市は大混乱となるが、一般市民からすると自分たちに危害が及ばないと高を括るのだが、そんな訳ないだろうと思う。


さてさて、残り三日間で、どのような鬼畜祭りが繰り広げるのか、とても楽しみです。


勿論、ここフォルレルド家でも大パニック中です。


逃げるにも逃げられない、守るにも誰も信用できない、籠城するか自殺するかと、思考も停止を始めるほどだ。


条件的には、カレンも対象となるのだが、俺はカレンとして14日を乗り越えようと思う。


ただし誰も王都とかに手を出さないようであれば、俺がとどめを刺すしか無いのだが。


あ、王都を破壊し尽くってことね。


結局、フォルレルド家は、籠城で乗り切る作戦を取るようだ。


がんばれ。


俺は、何処からスタートするか悩む。


フォルレルド家じゃ面白くないな。


やはり、学園から?


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