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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第二部 人間失格どころか辞めてしまった編
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総合学園の生活

第二都市フルベルにある総合学園の食堂にいる。


ちなみに各都市の棲み分け以下の通りだ。


総合学園の特徴は、広く浅い一般的な学問を取り扱っている。また専門的な分野では生産職の中級までを扱っている。


第一都市ギルファジャの実技学園が受け持つ分野は、戦闘、魔術、騎士、冒険の中級までとなる。


王都エッセリアンの国立学園は、各種様々な上級職の研究を行っており、中級までの成績上位者かつ推薦状がなければ入れないのだ。


そして商人の流通と貴族の歴史という面白くも何ともない分野を専攻するカレン。


さらに言えば、俺、学校で刺殺されて、この世界に来たのだが…相性悪すぎ。


いや、情報のためだ。


「ねぇ、カレン聞いてる? ジョワソーニがさぁ…今度、ディナー…」


こいつカレンの家族が行方不明なの知っててそんな会話を…てか、俺が殺したんだけど。


ガールズトークついていけねぇ、バル…やはり息子でよかったのに。


さらにキラキラ女子が増える。


「次の講義、自習なんだって、みんなでイデンモール行かない?」


キャキャキャっと嵐のように過ぎ去っていくキラキラ女子。


「さてと、情報を集めるには…図書館かな?」


確か、大講堂の隣だったはず。


「カ、カレン!」


おい、いい加減にしろ…俺を図書館に行かせてくれ。


あっ、今更だけど、カレンは15才だぞ。


すぐに死ぬと思って説明していなかったな。


銀髪ストレートで瞳は赤、体は控えめ、性格硬め。


声をかけてきたのは、爽やかイケメンときた。


「心配していたんだ。ご両親もまだ発見されていないけど、本当に無事でよかった」


ぎゅっと抱きしめられる。


はえ? こいつら付き合っているのか?


さてさて、そこに登場するは、ゲヘヘな悪ガキ共。


テンプレ通りにイケメンはフルボッコにされました。


学園の奴らは、当たり前だが誰も助けにこない…。


「こんな優男より、俺と付き合えよ。見ろこの男のフェロモンってやつを」


醜い筋肉だるまが、ガチムチポーズを披露する。


俺の手を掴もうとしたので、パンチラサービス付きの後ろ回し蹴りを食らわせてやった。


基本ステータスが、俺とこの世界の住民では違いすぎるのだ。


いやいや、これは…駄目だ。こんなのPKのやることではない。


もし、ゆいに見られていたら、恥ずかしすぎる。

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