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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第一部 人間失格してますか?編
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ファーストバトル

ファーブは、机の周りに立て掛けてあるショートソードに触れる。


「持てたよ」とショートソードをブンブン振り回す。


そうなのかと、俺も槍に触ってみる。


バッチッ!!と軽い電撃が走る。


「い、痛い」と涙目になる。


「剣士になったって、どうやってわかったの?」


「声が聞こえたの」


ふーん、確かファーブが迷宮入りしたのは一日前か。


俺も明日には職に付けるかな?


ファーブは、その場に座り、ショートソードを目の前に置く。


「夢みたい、でも、これって、魔物とか、本当にいるってことなのかな…」


「いるよ…」


早くもフラグ回収に来たか、薄暗い迷宮の奥から、ご存知、人面犬さんが登場する。


ファーブは、僕の前に出て、ショートソードを構える。


全身で震えているのが、可愛いなと思った。


ショートソードを滅茶苦茶に振るが、人面犬は、余裕を持って回避している。


「ははは、止めておけ、怪我するぞ」


「お願い、帰って」


目の前にいる人面犬は、俺よりも大きいのではないか?と観察していると、ファーブの目の前で反転したかと思うと、後ろ足でファーブのみぞおちに蹴り入れた。


「ははは、小僧、この女を犯したら、食ってやるから、待っているが良い」


雑魚が何を言っているのか。


でも殺し方も考えないといけない。


俺はあくまでも無力な子供を演じなければならないのだ。


”絶対魅了”を発動させ、人面犬を下僕とし、伏せを指示する。


ファーブのショートソードを握ると、電撃が全身を走り、ジリジリとHPを削っていくが、構わず人面犬に突き刺す。


悩んだ末、ファーブに、”スーパークリックヒール”を懸ける。


触れることで相手の状態がわかるパッシブスキルの”解析”により、HPが回復していることを確認する。


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