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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第二部 人間失格どころか辞めてしまった編
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PKの弱点

驚くべきことに、住居は石造建築で、一人暮らしのローズンでさえも2LDK。


道は綺麗な石畳で標高差のある丘陵の地形に逆らわず整備されていた。


「凄いな」と呟いてしまう。


「昨日もここ、歩いてましたけど?」と横を歩くダースラに突っ込まれる。


ダースラの歩き方が、少々ぎこちないのは、俺が乱暴にしてしまったためか。


なぜダースラと歩いているかと言うと、昨日の夜、厳密には朝の出来事を説明しなければならない。


昨日の夜、俺の枕元に現れた女子3人。


「私達は、10才、16才、23才です。全員が、生娘ではございませんが…」


全員が生娘じゃないのか、一部なのかが凄く気になる言い方だ。


それは良いとして。


ゆいへの一途な思い、さくらへの後ろめたさ、情がわき新たな足枷ができるのも勘弁だった。


「そういうのは望んでいないから、出ていけ」


涙混じりの目で、「唯一の身内の父をあなたに殺され、働くことも出来ない私は、あなたに体を売って生きるしかないの…村に、恩を売るには…これしか…」と言い寄った。


「わかったよ、明日、ダースラを養わなかったら、皆殺しにすると言っておくよ」


「弱虫…」


「はっ?」


「人を殺すことが出来ても、人と心を通わすことが怖いんでしょ…」


「おいおいおい、誰が怖いって言った? それにお前が通わすのは体だろ?」


「本当は、私が怖いんでしょ、知ってるわ」


「お前、いい加減にしろよ…」


無抵抗のダースラに乱暴に襲いかかり、ダースラの初めてを奪った。


それを見届けた残り二人は、代わる代わる俺に襲いかかり、最後はダースラも入り混じり、朝を迎える。


果てた俺が目を覚ますと、ダースラだけが残っていた。


「だらしない男」とダースラに言われて、悔しくて涙目でいじけている俺。


悪い事言っちゃったとばかりに「街を案内してあげる」とフォローされた。


家を出るとき、ローズンを見かけなかった。気を利かせ昨晩からいなかったのか?


ぎこちない歩き方をするダースラを見るに見かね、感情のままに乱暴して大事なところに傷付けてしまったのを反省すると共に、スーパークイックヒールをかける。


「ありがとう…」と恥ずかしそうに言う。


「なぁ、父親を殺されて、俺のこと…恨んでないのか?」


「恨んでないと言えば嘘になるわ。でも、この国では、飢饉、魔物、盗賊、疫病…死ぬ理由なんて、沢山あるし、死に対しては慣れてないと、心が持たないわ。だから、死には慣れっこなの…」


「そうか…厳しい世界なんだな」


「でも、あなたは快楽で殺してるんでしょ?」


「そういう訳でもないんだな…呪い?」


本当は快楽かもしれないが、丁度良い言い訳を手に入れていたのだ。


朝方、3人に襲われ続けて、意識を失ったとき、ゆいから夢の中でメッセージを受けたのだった。


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