辺境の村
何度か四肢破壊&ヒールコンボを繰り返していると、悲鳴を聞きつけたかしらないが、数人の男たちが襲い掛かってきので、一人だけを残し後は返り討ちにする。
生かしておいた男を放置し、女の子へ四肢破壊&ヒールコンボを再開した。
男は激高し、俺に殴りかかってくが、反射ダメージを受けて、その場に倒れ込む。
「おいガキ。俺がヒールするからって、我慢を続ければ、諦めるとでも思っているのか?」
「…」
俺は、カオスモードを発動する。
触れることで相手の状態がわかるパッシブスキルの”解析”も、カオスモードなら読み込める情報量が多いだろうと思い触れてみる。
「ふむ。ラダームという男の子を好いているのか」
「……な、何でっ!?」
「ラダームに死よりも辛い拷問をしてやろうか? 嫌なら村の場所を言え」
もう村の場所も判明しているが、ここで女の子の口から言わせなければ、負けた気分になる。
「わかりました、ご案内します。お願いします。これ以上、村の人を殺さないでください」
「約束は出来ないな。だが、今は、お前に免じて殺さないでおこう」
女の子の名は、ダースラ、男は、ローズン。
「PKがいかなる振る舞いをする者かは理解いたしました。村では、ダースラを魔物から救った者として紹介しましょうか?」
「ロ、ローズンさんっ!!」
「ダースラ、まだわからないかっ! このお方が本気となれば村など…」
「うん? どうでもいいよ、そんなの好きにすればいいさ」
「は、はい、ありがとうございます」
「それよりも、飯食わせてくれよ」
村に着くと、ローズンの家で、ゴロコロする。
そこに、村長自らがお目通りしたいと申し出てきた。
ローズンの嘘計画が破綻し、逆に尋問された結果、とんでもない事実を知ってしまい、慌ててきたというところだろう。
「お休みのところ、失礼いたします、わた…」
「うん、ありがとう、もういいよ、あっちいってて」
夕食も、毒味もしないで、ガツガツと食べる。
死んだら、復活ポイントからダッシュで戻ってきて、蹂躙するだけのこと。
知ってか知らずか、その大胆さに青ざめる住民。
あれ? 毒入っていたの?
その夜、3人の女が枕元に立った。
「私達は、10才、16才、23才です。全員が、生娘ではございませんが…」
その中に、ダースラの姿を見つける…。




