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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第二部 人間失格どころか辞めてしまった編
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辺境の村

何度か四肢破壊&ヒールコンボを繰り返していると、悲鳴を聞きつけたかしらないが、数人の男たちが襲い掛かってきので、一人だけを残し後は返り討ちにする。


生かしておいた男を放置し、女の子へ四肢破壊&ヒールコンボを再開した。


男は激高し、俺に殴りかかってくが、反射ダメージを受けて、その場に倒れ込む。


「おいガキ。俺がヒールするからって、我慢を続ければ、諦めるとでも思っているのか?」


「…」


俺は、カオスモードを発動する。


触れることで相手の状態がわかるパッシブスキルの”解析”も、カオスモードなら読み込める情報量が多いだろうと思い触れてみる。


「ふむ。ラダームという男の子を好いているのか」


「……な、何でっ!?」


「ラダームに死よりも辛い拷問をしてやろうか? 嫌なら村の場所を言え」


もう村の場所も判明しているが、ここで女の子の口から言わせなければ、負けた気分になる。


「わかりました、ご案内します。お願いします。これ以上、村の人を殺さないでください」


「約束は出来ないな。だが、今は、お前に免じて殺さないでおこう」


女の子の名は、ダースラ、男は、ローズン。


「PKがいかなる振る舞いをする者かは理解いたしました。村では、ダースラを魔物から救った者として紹介しましょうか?」


「ロ、ローズンさんっ!!」


「ダースラ、まだわからないかっ! このお方が本気となれば村など…」


「うん? どうでもいいよ、そんなの好きにすればいいさ」


「は、はい、ありがとうございます」


「それよりも、飯食わせてくれよ」


村に着くと、ローズンの家で、ゴロコロする。


そこに、村長自らがお目通りしたいと申し出てきた。


ローズンの嘘計画が破綻し、逆に尋問された結果、とんでもない事実を知ってしまい、慌ててきたというところだろう。


「お休みのところ、失礼いたします、わた…」


「うん、ありがとう、もういいよ、あっちいってて」


夕食も、毒味もしないで、ガツガツと食べる。


死んだら、復活ポイントからダッシュで戻ってきて、蹂躙するだけのこと。


知ってか知らずか、その大胆さに青ざめる住民。


あれ? 毒入っていたの?


その夜、3人の女が枕元に立った。


「私達は、10才、16才、23才です。全員が、生娘ではございませんが…」


その中に、ダースラの姿を見つける…。

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