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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第二部 人間失格どころか辞めてしまった編
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男爵vs地下8階層の魔獣

地下6階層から、ゆいの投影鏡に映る地下7階層の様子を観る4人。


男爵がワニ型の魔獣と交戦状態に入った。


ワニ型の魔獣よりも先に認識していた男爵が複数のトラップを仕掛けていた。


ワニ型の魔獣は、男爵を認識すると、地を這うハンターとして、ダッシュで距離を詰める。


男爵の爆誕トラップが発動するし、3度の爆発が起きる。


与ダメ3,460、与ダメ3,122、与ダメ3,380。


男爵のトラップがワニ型の魔獣を撃破する。


「どういうことだ?」と遠藤。


その後も、2体の男爵は、連戦連勝する。


驚くことに、爆心地であるエンドファミリー城にたどり着く。


唐突に「遠藤さん、俺のHPが、MAX33,134に増えています…」とライブラが言った。


自分なりにどういうことか検証していたのだろう。


「どういうことだ? いつの間にか、数倍も能力が上がったと?」


「考えられるのは、あの女神しかねぇ」と遠藤。


「まだ検証が足らないですよ、与ダメはわかりました。受けはどうですか? 通常攻撃で2,000から4,000のダメージを受けていたんですよ?」


遠藤は、男爵にダメージを受けさせた。


890、1,092……。


「やはり、ダメージが減っている」とライブラ。


「オレたちは地下8階層へ挑戦できるのでは?」


「うむ、わかったが、残ったのは4人だ。誰も欠けるわけにもいかねぇ」と遠藤。


「ですな。まずは男爵に爆心地を調査させて、今日は休みましょう」


***** ***** ***** ***** ***** 


地下9階層。


「プラリア、クラリス下がれ」とシーズは指示する。


「そうだぜ、俺とシーズ兄ちゃんに任せな」とコジはバスターソードを構え走り出す。


「全く、コジは元気だね、こっちも行くよファイヤードラゴン」とさくらも構えた。


大崩壊の日、私は名も知らぬ男どもに犯されてしまった。でも…。


最後の最後で、ゆいお姉ちゃんの意思が、遠藤の支配に打ち勝つことができたみたい。


ゆいお姉ちゃんは、先頭がハート型の変身ロッドで女神に変身すると、緊急避難で地下2階層の湿地帯へ私と共に転移したの。


神殿の隠し扉を開け、地下9階層への階段を開くと、ゆいお姉ちゃんの知っている人物を次々召喚しちゃったの。


みんな驚いていたわ。


でも有無を言わさない態度で地下9階層へ進めと言うの。


そのとき女神のギフトとして、強力なアイテムを異世界から召喚し、私達のステータスも書き換えてくれたんだ。


全員が地下9階層の地に踏み出したのを確認すると。


「さようなら、あいつならもっと下にいるから」と言った。


そして扉を閉めながら、光の粒子になり消えてしまったの…。

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