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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第一部 人間失格してますか?編
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交渉 その1

白銀の鎧を身に纏った騎士風ライブラさんも弓を手に取る。


向こうも、弓?


いつ放たれたかわからないが、攻撃を受けた。


必死こいて集めたアイテムのおかげで、HPも最大14,550にちょっとアップしているのだ。


で、受けたダメージは、1,750…ぐぬぬ。


シンズキさんの剣から放たれる魔獣よりもダメージが多いではないか。


しかし、反射で相手も相当ダメージを受けているだろう?


見るとまた別の男女が、ライブラさんにヒールをかけている。


なるほど、バッファー二人、防御一人、ヒーラ二人ですか。


ライブラさんから、三連撃きました。


ヤバイ、HP :7,550 / 14,550です。


「スーパークイックヒール」


しかし、5,000オーバの反射ダメージに耐えるとは…流石、幹部さんですね。


お互い離れた場所から撃ち合うが、進展がない。


魔法使いさんは、こちらの絶対魅了の弱点を知っているのか、目を合わせようとしない。


白銀の鎧を身に纏った騎士風ライブラさんも、最初の登場位置から、一歩も動いていないし、目を瞑っている?


もしかして、雷轟の弓と同じ命中率100%の弓か?


どうする?


近づいてゾーン氷結ぐらいしか、戦術がないんだけど…。


ふふっ、まぁいい、俺が、何の策もなく、エンドファミリーの城に来ると思ったかっ!?


***** ***** ***** *****  *****


思い立ったが吉日と言っても、流石に手ぶらじゃエンドファミリーの城には行きたくない。


安全マージンを用意するため、俺は…。


古の無限のリーダーであるシンズキさんに会いに来ています。


「どの面下げて…お前、最近もうちのメンバー10名以上もPKしてんだ。わかってんのか?」


「はい、ごめんなさい。同盟を組んでくれたら、地下7階層突破までPKしないことを誓います」


シンズキの周りでは、ふざけんじゃねっ!!と俺に殴りかかって来ようとしてるメンバーを抑えているのが見える。


「あれは、お前がPKした結果だ」


「はいはい。同盟を組んでくれないならPKしますし、同盟組んでくれたらエンドファミリーをぶち転がします。そしたら悲願の地下7階層突破ですよ?」


交渉は数時間に及んだ。


だいたいは俺の謝罪と保証金とか、そんな感じだったが、金とかないし…と言って、そこはお茶を濁したのだった。


***** ***** ***** *****  *****


さてさて、栄えある古の無限の突撃隊よ、そろそろ来ても良いんじゃないの?

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