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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第一部 人間失格してますか?編
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開戦

「おや、こんな時間にお客さんが来たぞ」とファイヤードラゴンが言った。


「よし、コジにPKさせましょう」とさくらが言うと、「それは駄目です、絶対に」とクラリスが猛反対する。


「良いよ、俺が行く。ファイヤードラゴン、転移魔法よろしく」


俺は、1階に転移すると、懐かしいが、会いたくなかった人物と再開する。


「マークス…」


必死に状況を説明するマークス。


打算モード全開で、無駄遣いの象徴である国産スパコン並の演算を開始する俺の脳。


ここで街を救った場合、俺はどの程度、罪を許してもらえるのだろうか?


実証実験の開始だ。


コジを残させて、ファイヤードラゴン達を1階に集める。


「よし、PKの時間だ。ただし条件がある…」




シーズは、街の北東へ住民を集めさせた。


北からの攻撃をスターライト・血の血盟連合が抑えられるさんだんだ。


東側をプラリアと防衛隊隊長のフーガで抑え、その隙に北東方面から住民を逃がす。


シーズは、街の北東部分の中央十字路で、クリスタルGを惹きつける役に徹する。


プラリアとの別れは済んでいる。


中々、泣き止まないプラリアには困ったものだ。


「さよならだ、プラリア」


砂煙と共に、クリスタルGの軍勢が無防備な湖の西側、南側から突入してくるのが見える。


そこは誰もいないだろう、無駄なことをと、笑った。


東側、今頃、プラリアが先陣を切って、戦が始まっているだろう。


ここに東側から敵が来ないことを祈ろう。


そのときはプラリアはもう、この世にはいないのだから。



プラリアは、持てる全ての魔獣を展開していた。


次々に兵を倒し、流れを血の血盟側に持っていこうとする、ウザイやつに気が付く、東担当:ふたば(弟)アサシンであった。


「あの女…どうやって、殺してやろうか」


女の周囲に、妙に懐かしい顔がいる、アサシン、魔術師、騎士…。


「あれ? あれは…月光の王ってギルドを壊滅させたときに、行方不明になっていた…?」


ふたば(弟)は興奮する。


「ひゃはっ、何か、楽しくなってきたな…」


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