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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第一部 人間失格してますか?編
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つながるふたり

ゆいが口づけしてきた。


生まれて初めてだけど、汚らしいと思っていたけど、良いもんだな。


服を脱がし合う、生女子だ。


柔らかい、柔らかいって、正義だ。


ふと、幼馴染の話を思い出す。


それを悟られたように「先にされたのが、気になるの?」と聞かれた。


「そんなわけない」と意地になり、無理やりつながった。


「乱暴すぎる」


ゆいは嬉しそうだった。


*****

**********

***************


朝、目覚めると、さくらに「DT卒業おめでとう」と言われた。


ムキィーッとさくらを追いかけ回す俺は、心から笑っていた。


*****

**********

***************


どうにもこうにも、今更良い人ですアピールしても、PKは何処まで行ってもPKだよな。


誤っても許してくれないよな、幼馴染にも嫌われてるし。


幸せになれないのかな。


湖畔の街で、三人で、ゆっくりのんびり生活したいな。


そして、俺は一つの結論を導き出す。


リセットさん大作戦だ。


古の無限だろうが、クリスタルGだろうが、スターライトだろうが、エンドファミリーだろうが、すべて殺し尽くせば…俺を知るやつがいなければ…その後、新人さんだけにして。


そうだ迷宮ラプラスにいる全員殺せば良いんじゃね?


と、ゆいとさくらに言ったら…。


「そうよ、それ、それ、そうじゃないと、あなたはっ!!」


「伝説のPK復活ですか?」


なんて、喜ぶかな?


いや、まだ時期尚早だろう。


倒せないやつも複数いるし、まだまだアイテム収集と、誰にも言っていない”ものまね”レベルアップを優先的に実施しよう。


クリスタルGが、地下7階層の城をエンドファミリーに明け渡したという衝撃のニュースが地下迷宮に走った。


クリスタルGは、全戦力を地下4階層に集結しているため、他のギルドは、大小問わずに退避するようにと、中立の小ギルドが連盟で作っている注意勧告機関の伝令が走り回る。


やはり、そんな情勢を知らないお馬鹿なPKたちであった。

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