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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第一部 人間失格してますか?編
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さくら vs サーカス団団長

さくらが放った雷轟の槍を団長が鞭で弾く。


まじっすかっ!? あの鞭もチート級か。


「おい、エンドファミリーには、どんだけチート生産者がいるんだよ?」


「それは教えられません。ですが。きっと驚くでしょうね」


さくらは弾かれた槍を手に取ると、その場で闘気を槍に集中し放つ。


一直線上にある石畳や、折れた柱、落ちた瓦礫など、全てを粉砕しながら衝撃波は団長を襲う。


団長は左手を出すと防御結界を前面に発動する。


衝撃波と防御結界がぶつかった瞬間、爆風が辺りの砂埃を巻き上げる。


その瞬間を狙い、雷轟の弓から魔法の矢を放ち、団長の左腕を貫いた。


制御を失った防御結界は消え、前進以外の選択肢を持たない衝撃波は団長に直撃する。


「流石に、お二人相手では、分が悪すぎますね」


「ゆいの作った水晶で俺の位置を特定してると思ったのだが、どうやら違うようんだな?」


「はい。以前、お答えしたような、そう、運命ですよ」


俺は、直感で危険だと思った。


こいつ、まさか…この場に、トラップを仕掛けているのではないか?


さくらと事前に決めていおいたアイコンタクトで”相手にさとられない撤退”を指示する。


さくらは未だに戦意全開だと言わんばかりに、雷轟の槍に込められた魔法を解放する。


槍は周囲に電撃を放つが、ゆいが作成した防具で雷撃は相殺されるため、本体はダメージを受けない。


槍を自身と団長の中間地点に投げ刺したさくら。


「ほう?これは?」と興味津々な団長。


「バースト・トラップです」


放電された電撃は、地面内に仕掛けられた複数トラップの起動装置を破壊する。


「ほうっ!!これは素晴らしい。なんとも美しいですぞ」


絶対魅了を発動し団長を支配下に置く。


「…こ、これ…」


「どうやら、魅了に成功したようだ」


そのとき遠くから何かが弧を描いて落ちてくる。


投げた元を見ると、サーカス団団長がいた。


双子?


それは床に何度か跳ねて、最後はコロンと転がる。


「ど、どくろマークの爆弾とか…!!」


さくらを掴むと緊急避難を発動する。

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