ガールズトーク大好き団長
クラリスはゆいと打ち解けることに成功するが、常に死と隣り合わせの俺達と一緒にいては、精神が持たないと言い出す。
「お姉ちゃんPKしようか?」とさくらが本気で言い出したときには飲んでいたコーヒーを吹いた。
「偉いぞ、さくら」とゆいが頭を撫でる。
「だ、大丈夫か?」と一般的な意見を俺に求めるクラリス。
そして、ゆいがクラリスを地下6階層にある暁の塔まで送ることとなった。
「俺も行こうか?」と言ったが「さくらの修行が優先っ!」とゆいになぜか怒られる。
現在、俺は各階層でステータスアップ付きの装備を集めている最中だ。
「ねぇ、ゆいお姉ちゃんが作った装備の方が性能良い気がするんだけど?」
「そんなの知ってるわっ!!たがな、ゆいにお願いすると狂った見返りを要求される」
「例えば?」
「お前だ、さくら」
何かを察したさくらは、「どんな装備で、私?」と言い出した。
「このちょっぴりHPと回避率が上がる腕輪だけど?」と見せてあげた。
自分の価値がこの程度なのかと涙するさくらだった。
さくらの実力高く、チートスキルなどを持たない連中では、まず勝てないだろう。
さらに、ゆいが作成したチート装備を持つさくらは、多数相手でも引けを取らない。
「今日は、ここで野営だな」
地下4階層の廃墟エリアなので、あまり野営をしたくないが、また他の階層からここまで来るのがだるいのだ。
「今度、おねえちゃんに、転移効果のあるアイテム作ってももらってよ」
「嫌です。さくらが自分で頼めよ」
「……無理」
夜は冷える、焚き火で暖を取る。
さくらはもう寝てしまったのか、おとなしい。
ちょうと良い背もたれを発見すると、俺も寝ることにする。
焚き火から、パキポキとした音がする以外なにも聞こえない。
「ねぇ…ゆいお姉ちゃんのこと、好きじゃない?」
「ガールズトークか、恋バナには興味ないな、寝ろ」
「じゃ、私は?」
「そういうのが面倒だ」
「私は、大好きですよ、ガールズトーク」
突如現れたサーカス団団長。
咄嗟に雷轟の槍をサーカス団団長に投擲するさくら。




