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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第一部 人間失格してますか?編
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隠し部屋

シーズとプラリアを放置して、地下1階層を隅々まで、探索する。


「もう歩きたくない」と駄々をこねるゆいを背負って、マッピングしながら探索を続けると、如何にも怪しげな部分がマップ上に現れた。


マッパーさんなら、わかってたんじゃないのかな?


地下2階層への階段から地下迷宮の入り口の構造は変わらないが、その他の場所は一定期間で変わるのか。


そんな迷宮設定を思い出す。


「なぁ、ゆいの錬金で、隠し部屋を探したり、隠し扉の仕掛け解除したりできるか?」


「できるけど、めんどい」


「う〜ん、どうしたら、やってくれるかな?」


「誰か、誘拐してきて」


「なんで?」


「可愛い妹が欲しい」


「そっちの方が、めんどくないの?」


「……」


「……」


「……」


「わかった、わかりましたよ、でも、こっち先にやって、ここまで戻るのめんどい」


あっさりと隠し部屋の隠し扉が見つかり、あっさりと宝物をゲット。


「おーっ、HPと回避率が上がる腕輪だ」


付けてみると、ビジュアル的にもかっこよかった。


「なるほど、なるほど、HPカンストしても、アイテムでブースト可能だな」


はしゃぐ俺をゆいは「はよ、誘拐してこんかいっ!!」と言いたげな目で見ていた。


地下2階層まで戻ると、誘拐犯となるため、まずは可愛い妹となりえる素材を探す。


まずは、岩場に砦に行ってみよう!


遠くから観察すると、顔見知りが沢山生き残っているじゃないですか。


「お腹減ったな」とゆいは何処かへ行ってしまう。


自由だな〜。


目ぼしい女の子と、砦を出入りする者を確認して、今日は終わろう…。


一日中、観察して疲れた。


あれ? ゆいが戻ってきていない?


周囲を探すと、ゆいが焚き火をしている。


おいおい、こんな近くで焚き火とか、砦から丸見えじゃないですか?


いや、煙は出ていない。


どんな原理だ?

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