エンドファミリー
エンドファミリーの容赦のない攻撃が、タンク役を襲う。
ヒーラ達が必死で回復するが、MP回復スキルを上回るヒーラ達のMP消費に、BADENDは見えてきた。
アタッカー達は、ファイヤードラゴンへの攻撃を中断し、PKの殲滅を開始する。
アタッカー達の攻撃により、タンク役へのダメージが減り、どうにかヒールが安定し始めたようだ。
エンドファミリーは、バラバラに散って、アタッカー達を個別に撃破する作戦のようだ。
何を勘違いしたのか知らないが、座って見学している俺も攻撃される。
反射スキルの存在を知らないのか、奥義的な火力を誇るスキルを放ってきた馬鹿がいた。
最大HP12,750の俺に対して、1,570のダメージを与えたのは、褒めてやろう。
だが、自身にも1,570のダメージが跳ね返るのだ。かわいそうに。
アタッカー達は、エンドファミリーにより、次々と散っていく。
俺は、自身とファイヤードラゴンに、スーパークイックヒールをかける。
アタッカー達を撃破すると、ヒーラーを殲滅するエンドファミリー。
タンク役は、ファイヤードラゴンに殺された。
残されたのは、俺とファイヤードラゴンだ。
「おい、ファイヤードラゴンをどけろよ」
そりゃ、そうだ。エンドファミリーは、最初から塔内部にいたのだ。
帰る時は、ファイヤードラゴンのいる入り口から出るしか無い。
「出たけりゃ、倒していけば?」
エンドファミリー12名は、俺を囲み攻撃態勢を取る。
「こいつは、反射持ちだ。どうするんだよ」
「複数人で異なる属性のDoT(Damage On Time)で徐々にHPを減らしていけば、俺達に反射するダメージもわずかだ。ヒールでなんとかなる」
「あー、ごめんね、ステータス異常無効だから、俺、魔法無効だ」
「てめ、エンドファミリーと敵対する気かよ」
「うはっ、雑魚キャラっぽいな、うける」
ファイヤードラゴンさんの事を忘れているのだろうか?
ファイヤードラゴンさんは、ファイヤーブレスをエンドファミリーに放った。
半数以上が、こんがりと焼かれる。




