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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第一部 人間失格してますか?編
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アサシン vs 飼育師

その後もアサシンは、プラリアに向けて、何度も暗器を投擲する。


回避行動など頭の片隅にもないプラリアだとしても、この薄暗い月明かりの下で、心臓を確実に貫くとは、恐ろしい命中率だなと思った。


心臓を貫かれた瞬間に、プラリアのHPが1とか2になってしまうのだが、そのタイミングでヒールをかける俺も、なかなかだろうと自画自賛中だ。


「くっ、な、なぜ死なんのだ?」


口調が変わってきたな、余裕が無くなったきた証拠だ。


しかしプラリアの痛み耐性も大概だな。


「ちょ、直接、このダガーで…」とアサシンが近づいてきたところに、絶対魅了を発動し動きを止める。


「あ、あれ?この状態は?」と突然、動きの止まったアサシンを見て驚くプラリア。


どんだけ、肝っ玉母さんなんだ?


アサシンに迫られてこの精神状態とは…。


俺はプラリアにそっと触れ、ステータスを確認する。


”戦闘時の恐怖無効”、”戦闘時の痛み無効”とある…なぜ、飼育師なのに。


「飼育スタートっ!!」


プラリアのスキルが、俺の絶対魅了に干渉し始める。


俺は絶対魅了を解除してみた。


「よし、お座りっ!!」


アサシンは、その場にお座りする。スキルが成功したらしい。


「石は、危ないから投げちゃ駄目よ」とお説教モードだ。


うーん、石じゃないんだけどね。


服破けているだろう? 貫通してるんだが…。


プラリアも普通じゃないな。


まっ、ちょっと強引だが、俺がヒールしていることは気が付いてないみたいだ。


俺みたいに転生者なのか、シーズみたいに…なのか、それ以外なのか…。


いや、違った。これはPLパワーレベリングに近いものだろう。


と、気がつけば3名のペットが誕生している。


仲間の安否を確認しに来た魔術師と騎士も飼育に成功したのだ。


おかげで、絶対魅了の1日の利用回数を使い切ってしまった。


”てか、何人送り込んでるんだよ”とゆいに文句を言った。


”ふふふ。面白いことになってるわね。 一人よ? そいつらは、また別のギルドね”

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