立ち位置
さて、どうしたものか。
1.敵PKを殲滅して英雄に … 絶対に無理
2.敵PKを影から殲滅する … う〜ん、イマイチ
3.敵PKが仲間を蹂躙する … ふつうかな
4.いきあたりばったり … 今コレ
ヤバイ、面白くなさそう。
などと、暗い夜の山道を歩いてく。
”つまらなそうな展開しか、想像できないわね”とゆいまで言う始末。
「こっちだ」とシーズは、山道から外れて、巨石の裏側へ俺達を誘導した。
「お兄ちゃん、プラリア、黙っていてごめん、実は俺…」
いきなりのカミングアウト後、シーズは飛び出して行ってしまった。
”そんな情勢なのか?”とゆいに尋ねる。
”一度、聞いておきたかったのだけれども、私の話を信じ過ぎじゃない?”
”いや、それもそうだけど…”
「うーん、シーズが解決するから、俺達はここに居てか…」
「お兄ちゃんは、私が守るね」とショートダガーを握りしめるプラリア。
「は、はいっ? プラリアって、飼育師だろ…」
ぐぅ〜っとお腹が鳴る。
「ふふっ、お兄ちゃんって、いつもどっしり構えているね」
頭上、巨石の上から、足音が聞こえる。
「み〜つ〜け〜た。隠れても無駄だぜぇ? 索敵スキルってのがあるんだ」
何自慢してるんだ? 知っているが、俺にはない。
「お、お兄ちゃんは、私が守るっ!!」
まじっすかっ!!
「ざ〜んねんっ!!」と謎のアサシンは、プラリアに向けて、暗器を投擲する。
暗器はプラリアの心臓を貫くが、俺はスーパークイックヒールをかける。
心臓を貫かれた衝撃で倒れ込む。
勿論、ヒールしても心臓を貫かれた痛みは消えるわけではない。
仕方ないな。まだ、こんなところで、プラリアに死なれては困る…。
俺が、この雑魚キャラを殺るかと、決意したとき、プラリアが起き上がる。
「お、お兄ちゃんは、私が守るっ!!」




