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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第一部 人間失格してますか?編
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忍び寄る暗殺者

その夜、ギルド”フリーダム”のメンバーの一人が殺された。


内部の犯行なのか、外部の犯行なのか、重大な意味を持つ。


内部なら即分裂、外部なら強固な砦を突破するほどの手練ということ。


えつ!? 俺じゃないよ??


詳しい状況は、伝わってこないため、何とも言えないが。


シーズとプラリアは、ガクガクブルブルと震えて抱き合っている。


テントから出て、空を見上げる。


”ゆい、お前の仲間?”と尋ねてみる。


”ピンポーン、当たり〜”


”おいおい、お前の仲間じゃ、強すぎて、こっち全滅だぞ?”


”いや、全滅ってことないでしょう、君がいるし”


”俺は戦わないぞ、無能職者を貫くのだ”


”あー、誰か来ちゃった、またね〜”


う〜ん、最後に弱小メンバーで地下2階層の突破イベントしたかったな〜。


次々死んで逝く仲間の屍を乗り越え、やっと手に入れた地下3階層への鍵。


だが、最後は仲間(俺)に裏切られ、果たせぬ夢となる、みたいな。


「また、殺られたぞ、今度は”聖なる乙女”だっ!!」


「ぎゃぁぁぁっ!!」


「一人になるな、弱いもの、生産職は、砦内に入れっ!!」


「き、貴様っ!! よくも…」


「一旦、ギルド単位で固まれっ!!」


「ひっ、に、逃げっ、ぐわっ!!」


飛び交う怒号、聞こえる断末魔、楽しいことになっているな。


「シーズとプラリア、こっちへ来い。良いかよく聞け。今から砦まで夜の山道を下る。暗殺者が現れたら、俺が囮になる。その隙に、後ろを振り返らずに全力で砦内へ逃げろよ」


「で、でも…」とシーズは訴える。


「駄目だ、お前が殺られたら誰が、プラリアを守るんだ?」


「わ、わかった…」


さてさて、全く計画にない、おバカがやって来たため、俺の未来は全くの白紙となった。

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