PKギルド
神殿の上で、女の子とお互いのことを話す。
女の子の名前は、ゆい。
なんとPKギルドに所属しているのだと言う。
「PKギルドの活動なんて聞いたことないよ?」
「地下7階層で活動してるからね」
「へー。地下2階層よりも先に進んでいるんだ」
「うん、死んだ二人はギルドから鍛えるように言われてたの。死んじゃったけど」
「そうか、なんか悪いことしちゃった?」
「全然、あいつら、つまらないし」
俺の強さは、地下7階層でも余裕だろうということで、PKギルドに誘われたが、即断る。
その代わりに、ここに来た目的を教えてあげた。
「なにそれ、ウケるんですけど」と、錬金術師のゆいが作った水晶を渡される。
その水晶は俺が持っていると、ゆいがいつでも俺のことを覗けるらしい。
「トイレの時は、すぐに見るの止めてね」と言っとく。
神殿の周りには、30匹以上のリザードマンが、仲間の復讐のために集まっている。
「そろそろ、いい数も集まったし、俺行くね」
俺はリザードマンの群れ目掛けて飛び降りた。
ここでダメージについて説明する。
レベル差があれば、先程、リザードマンがやったみたいに戦士の腕など部位の破損は可能。
だが同レベル帯だと腕を攻撃しようともHPが減るだけで腕は破損しない。
つまりゲームっぽいのだ。
ダメージ量は、攻撃する箇所で多少変化する。
腕よりも頭や心臓を狙ったほうがダメージが多い。
ガシガシとリザードマンに攻撃されるが、防御力0でもHPが高いため問題ない。
あまり攻撃を受けると、反射ダメージで、リザードマンが死んでしまう。
群れを抜け出すとスーパクイックヒールでHPを全回復させる。
そのまま”ノンパドラックス”の基地がある方角へ走り出す。
大量のリザードマンさんのトレインを”ノンパドラックス”へぶつけるのだっ!!




