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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第三部 こっちでPKしたら本気で人間失格ですか?編
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魔王 vs ヴァルキリー その5

「立てよ」キラリと光るナイフを手に田島は俺に命令する。


諦めた俺は何も抵抗することなく言われた通りに立ち上がる。


「場所を帰るぞ、前を歩け」


背後からナイフを突きつけられ、暗い路地へと歩き出す。


***** ***** ***** ***** ***** 


お久しぶりです。女神ヴァルキリーのヒカリです。


どうですか? クズはクズらしく、とっとと死んで欲しいものですね。


これからもクズには、クズが殺した107万人分の痛みを身を持って体験させます。


えっ!? 107万人分の体験が終わるまで、地球があるかって?


地球も異世界の一つにしかすぎません、時や場所を変えてでも体験させますよ。


まぁ、死ぬ度に魂が削られて、スライム? いえバッタにも転生できなくなるでしょうね。


女神のくせに酷いですって? いえいえ、全部クズの願いは叶えていますよ?


ぶっちゃけ、元の世界で幸せになりたいと要望を出されたら、アウトでしたけどね。


なぜクズは望まなかったのでしょうね?


それでは、クズがクズらしく、ズタボロに殺されていく爆笑シーンの続きを観ましょうか?


***** ***** ***** ***** ***** 


誰の視界も無い暗い路地裏。ただ光るのはナイフのみ。


幼馴染に殺されていくときは、痛みも恐怖も、いや怒りを感じていたのかもしれない。


「た、頼む…、し、死にたくないよ…」


だが今は、恐ろしくて恐ろしくて震え、歯がガチガチ噛み合い、腰が抜け座り込んだ。


「お前は…。最初、妹に手を出そうとはしなかった…。毎回、やってるときも後ろめたそうにしたいた…。帰るときも山下を心配していた。だから、チャンスをやるよ」


俺の目の前に一枚の紙が落ちる。


「そこに書いてあるリストの奴らを全員殺したら助けてやる」


ガタガタ震える指で、紙を拾い上げると、リストの内容を見る。


「線で消されている奴らは、もういない…。残りをやれ」


残りの人数を数えると、6人…。


「む、無理だよ、できない…」


座り込んでいる俺の眼前にナイフを突きつけてくる。


余りにゆっくりだったため、その剥き出しの腕を両手で掴み、噛み付く。


動脈を傷付けたのか、大量の血が俺の口の中に流れ込む。


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