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孤独のPK、ほくそ笑む  作者: きっと小春
第三部 こっちでPKしたら本気で人間失格ですか?編
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リアルクズ

俺が犯した罪が、如何に凄惨で卑劣な行為であるかを思い知らさせるような毎日が続く。


顔面パンチ・前田に誘われ、田島とその仲間たちと放課後、街を練り歩く。


「あー、ハラ減ったな…」


前田の寸劇じみた芝居が始まると、俺に何か買ってこいと要求する。


「金なんてねーよ」と断るが、「金なんて必要ないだろう?」と笑われた。


PKしたくなるが、圧倒的攻撃力が足らないのは立証済みだ。


それにガリ勉の伊藤が熱弁した内容によると抵抗は意味ないだろう。


俺はチラリと田島を見る。田島は気付かれないように頷く、やれと。


元から善とか悪とかどうでもいい。誰かに命令されるのが嫌いなだけだ。


万引き、スリ、そして強盗と、リアル盗賊に転職した俺。


だが盗賊スキルが低く失敗の連続で、逃走スキルだけが高くなる毎日。


一通り盗賊スキルを習得した俺に満足したのか「お前も俺らの仲間にしてやるよ」とギルド入りの儀式までこぎ着ける。


嬉しくないけどな…。


ある家に入ると、保護観察処分中の山下がいた。俺はとっても嫌な予感がする。


山下は、数人にあれをされている妹をぼーっと眺めていた。


「俺、田島…それと、…で、最後はお前だ」と前田が勝手に順番を決める。


俺の番になるが、先程言ったように正義感など無いが、興奮もできなかった。


ある意味ラッキーじゃね? なんか病気とかも怖いし…。


でも前田は許さなかった。


俺達の仲間にしてやるという不要な熱意で、「山下どうにかしろ」と呟く。


えっ!? いきなりの男の子デビューですか、俺?


兄、妹というコンボの末、俺は立派な盗賊ギルドに加入することとなる。


山下の家を出るとき、不意に山下を見ると、必死に自分の妹とあれをしていた。


確かネット記事で読んだことあるな、あの形は掻き出す形だったな、と…。


妹思いの山下、頑張れ。


家に帰ると、心が狂いそうだった。


「出てこい、糞女神っ!!」


誰もいない部屋で一人大声を上げる俺、また力が欲しかった。


だが、力を得て、またPKしまくるだけの男になるのか?


いや、この状況も、かなり糞人間だろう。


「力が欲しいか?」と問いかけてくれないかな…。


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