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現世であがいてしがみついて

作者: 大阪セブン

生きています。

自分としてはひたすらにまっすぐに進んでいるのに、ナックルボールみたいにいろんなものにぶつかり、思いも寄らない変化をしている。そう言ってくれたのは大学で同級生だったバレーボール女子でした。あなたくんはまっすぐ生きているんだけど人の壁がナックルボールが受ける空気の壁のようにあなたくんのまっすぐの邪魔するからあなたくんは普通の人にはなかなかわからない曲がり方をしている。まああたしもあなたくんに言える立場やないから。ひたすらまっすぐ生きているんだけど、世界は壁だらけ。だけど、私もあなたくんも素晴らしい子どもたちに巡り会えたからひたすらまっすぐ生きてきたかいはあるよね。だから産まれ変わってもあなたくんとはやり直せないから現世であがいてしがみついてもうしばらくは生きていきますので応援していてね。あたしはあなたくんの応援する人生を謳歌してきたから引き続きそうするわよ。お互いまだまだ現世で生きていきましょうね。そうだけど少しくらいいいことあってもいいんじゃないかなとあなたくんが言うのでチュッとしちゃった。こういうことかなと思って。今の流行りは異世界転生らしいけど俺たちはできないししたくない。子どもたちと離れるなんて、それに君と離れるなんて、ナッシングだから。ということで現世であがいてしがみついて生きていきます。 そうするよ。 そのうち壁を破壊するような魔球になれるかな?なんてあなたくんらしいこと言うけど、あたしたちには無理ひたすらまっすぐ生きていくしかできないでしょう?そうだったな。 それでご褒美がキス半分は厳しいな。もう少しご褒美もらえないかな?贅沢ねあなたくんったら~。今日の思い出だけでまた10年は生きていけそう。あたしたちいくつになってもこんな話するんだね。あなたくんが口説いてくれてもあたしたちの友情は消えないのに。だけど怖いね。あたしたちが違った関係になるのは?それは最早異世界転生みたいなものかもしれないよ。そんな流行りものは書けないから次回作は小野の頃を書くよ。実は仕事で山口県の手間まで行ったんだけどまだ兵庫県なんだよ。竜野高校を見てきたよ。あああの先輩はここで高校生活送ったんだなと思って帰ってきた。麻宮サキじゃないから高校に潜り込んで卒業アルバム見たりはできないし。

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