ギルド
「マジか」
「死にてえのかあいつは」
「運の悪りぃ奴が来たもんだ」
ここはナムールのほぼ中心にあるギルドのロビーだ。
想像よりもかなり広いギルド内部は入り口の両横に冒険者の溜まり場があり、その前にはカウンターがズラリと並んでいる。
それでも城塞都市ナムールでの依頼は多く、冒険者の数も多いためか受付嬢の前には列ができている。
ただし、一人だけしか並んでいない所が一箇所だけ存在する。
「悪りぃーな兄ちゃん。ここは俺の受付場所なんだよ」
剣を片手にのそりのそりと近づいてきた男が言った。
この男の名はバードソン、ギルドランクは銅ランク。一人の受付嬢を独占し偏愛するため、誰もその受付嬢の列に並べなかった。
新人が知らずに並んだ日にはギルドから叩き出されて次の日から姿が見えなくなる事もあった。
そんな受付嬢の所に知らずに並んだアレスはそれはすまないと素っ気なく謝った。
「はは……」
と乾いた笑みを浮かべ、……その瞬間、アレスに向かって剣を振り抜いた。
アレス ルーズベルト アイザース
称号
女神に愛されし勇者
スキル
多重アカウント
アカウント間共有
アカウント接続
異世界よりの来訪者
女神の寵愛
女神の加護 など
所有物
アーティファクト 炎帝レーヴァテイン
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聖具 聖剣デュランダル
聖弓アースフォークなど
所持金 白金貨数千枚