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決意。
今回は短めのシナリオですよ。
前回よりだいぶ時間が立ってますけど。
読んでやって下さい。
あれから一週間がたった。
俺は完全に無気力だ。何をやるのも、本気がでない。
心にかかる圧力を少しでも軽くしようと。
俺はラボへと向かう。
自慢ではないが、俺は遺伝子工学に携わる、いわば【研究者】だ。
何年も前だが、俺を天才だと、沢山のマスコミが押し寄せてきた。
あの時は穂波が幼かったからほとんど断った。子を一人守れなくて親気取りなんて。
笑えるだろ?情けないって。
…ふと思いついた。
なんでこんなことを。
-いなくなったなら、もう一度生きる権利を-
「与えてやればいい。」
それは神に反すること。命の摂理に反するけと。
だけど…ヒトゲノムを知り尽くした俺になら。
あの頃はそう考えていた。
それが自分に圧力をかける行為だとしるのは、それからずっと先のことだった。
三話目も読んでやって下さい。
素人ですからいろいろ傷つけないで…