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『無題』なRPG  作者: 壊箱
プロローグ【『無題』なゲーム】
5/10

プロローグ4話

 そろそろ前が時のネタがなくなってきました、壊箱です。

 やっと、やっとプロローグが書き終わりました!!

 次からやっと本編に……入れません、すいません。

【これで 主人公の設定は終了です】


 2項目しか設定してないのに、えらく無駄に時間がかかった気がする。


【次に ゲーム内容 及び 注意事項 の説明を行います】

「その前に、いろいろ聞いておきたいことがあるんだが?」

【後にしてください しゃべらないでください】

「…………」

 

 ここでまた突っかかっていくと、面倒くさいことになりそうなので、黙っていることにした。

 しかし、いろいろ疑問や謎がたくさんあって、これからの話を、低能な頭が理解してくれるかわからないが……。


【今からあなたには 主人公として 実際に RPGの世界に行ってもらいます】

「……少し理解するまでの時間をくれ」

【拒否したいところですが どうぞ】


 俺?主人公?実際?RPGの世界に行く?……はぁ!?


「……俺自身がRPGの世界に行くのか?」

【そうですよ】


 再度言おう。俺はゲームが好きだ。特にRPGが大好きだ。そんな俺が、RPGの世界に行けることになった。しかも主人公として。

 普通の人なら、そんなのあり得ない、と一蹴するだろう、それが普通だ。

 現に俺の頭の中に、そんな考えもあったさ。……さっきまでは。


「や……やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 どうやら俺は、普通ではないらしい。最初からわかっていたことだが。

 喜びすぎて、疑問や謎なんてものは、頭から吹き飛んでいったZE!!


「本当にゲームの世界に行けるんだな!本当なんだな!」

【本当です テンション上がり過ぎてて キモいです 話も進まないので 黙っていてください】

「サー!!イエッサー!!」

【……聞き分けが良くなったのはいいんですが さらにキモさが増しましたね】


 今のおれにはどんな暴言も効きはしない。が、少し冷静になろう。テンションを上げ過ぎた。


【では話の続きを あなたには 異世界から現れた勇者として 冒険に出てもらいます 冒険の最終目的は 魔王 を倒すことです】


 随分とベタなストーリーだが、実際に自分が体験するとなると、だいぶ変わってくるだろう。


【魔王を倒すためには 敵を倒し レベルを上げ 装備を整え 仲間を集める必要があります 敵に負けても 復活はできるので その点については安心してください】


 そうか、RPGの世界に行けるという事で頭がいっぱいだったが、負けた時などのことを考えてはいなかった。

 敵に倒されるという事は、ゲーム内では大抵が死――ゲームオーバーを意味する。しかし復活できるという事は、負けたら即ゲームオーバーという事にはならないということだ。


【ステータスや細かい設定などの説明は ゲーム開始後に行います】

「今しないのか?」

【実際に体験しながらのほうが 理解しやすいはずです】

「それはそうか」


 確かに、説明書読むよりも、ゲーム内でのチュートリアルとかのほうが、すごく分かりやすかったりする。


【さて ここからは注意事項なのですが すごく重要なので よく聴いていてください】

「おう」

【まず このゲームは未完成です 今でも 誤字やバグなどが存在します そのため 発見次第 プログラムの修正 ゲームデータの更新を行います】

 

 そういえば、随時ゲームデータの更新を行います、って説明があったな。あれはそういうことか。


【ゲームデータの更新を行いました この文字が表示された時は 何らかの不具合が修正された と思ってください】

「わかった」

【そしてここからが超重要です ゲームをクリアするまで 現実世界 = あなたが元居た世界 に戻ることができません】

「……はい?」

【また ラスボスである魔王に負けた場合 復活はできず ゲームオーバーとなり 二度と現実世界に戻ることはできません】

「ちょ、ちょっと待ってくれ!!魔王に負けて現実世界に戻れない場合、俺はどうなるんだ!?」

【それは負けてからのお楽しみDEATH】

「いや、お楽しみはいらな……って、DEATHって言っちゃってんじゃねえか!!」


 おそらく、いや確実に、魔王に負けたら死ぬんだな、俺。

 俺は今選択を迫られているんじゃないだろうか。このままRPGの世界に飛び込むか、今すぐ元の世界に戻るか……


【ちなみに 今から現実世界に戻ることは できません】

「もう死ぬしか選択肢はないのか、俺!?」

【負けなければいいんです 負けなければ】

「……たしかにそうなんだが」


 不安だらけだ、この冒険。

 だが、魔王以外の敵に負けても、復活はできるのだから、その辺は少し安心できるな。


(よう)は、魔王にさえ負けなければ、あとはどうにかなるってわけか」

【……そうですね】

「その変な間がすごく怖い!」


 まだ恐ろしい要素があるのか!?


【まあ その辺のことは ゲーム開始後に説明するとして】

「今説明してほしいんですが!?」

【却下します もうひとつ超重要なことがあります それは魔王に勝った場合です】

「却下するな……って、勝った場合?」


 まさか……勝っても戻れないとか!?


【魔王に勝った時 あなたには一つの選択をしてもらいます】

「選択?どんなだ?」

【祝勝パレード を行うか 祝勝パーティー を行うかです】

「どうでもいいわ!!」

【冗談です それも 勝ってからのお楽しみという事で】


 すごく気になるが、いま訊いたところで、こいつが答えるわけがないので、今は頭の片隅にでも置いておこう。


【これでひとまず 説明は終了です 質問は受け付けません】

「そこは受け付けろよ!!」

【それでは RPGの世界へ 行ってらっしゃい!!】

「ちょ、まだ心の準備が――」


 最後まで言う事が出来ないまま、俺は再度突然の睡魔に襲われ……たわけではなく、後頭部に、殴られたような強い痛みを感じ、意識を手放した。

 次は少しだけ、現実の世界での出来事についての話をしようと思っています。できるだけ早く投稿しようと思います

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