プロローグ1話
この前、別作品ですが、初めて感想が書かれていて、うれし涙を流した、壊箱です。
懲りずにまた新作を作ってしまいました。これで作りかけの作品が3つ。とりあえずできたものから随時更新していこうかと思っていますが、『辻褄合わせの女の子』は更新がかなり遅れると思います。(理由:内容が今でも定まっていないため)……まあ、頑張って行こうと思いますので、よろしくお願いします。
また、この作品の題材はRPGなので、ファンタジー成分もあるのではないかと思いましたが、ジャンルはやっぱりコメディーにしました。
突然だが、俺はゲームが好きだ。特にRPGが大好きだ。
仲間を探す、モンスターを倒す、レベルを上げる、お金を貯める、強い装備を集める、そしてラスボスを倒す、そんなゲームがとても大好きだ。
店で売られているRPGもののゲームはほぼすべてクリアした。名作と呼ばれた作品も、クソゲーと評価された作品もだ。どれもこれも、とても楽しかった。
そんな俺――柊裕太――は今、ネットでフリーゲームを探している、もちろんRPGものだ。
だが、今日はなかなか良いものが見つからず、仕方がないので、もう何十回とクリアをした、某名作RPGをまた最初から始めようかな、と考えていたときだった。
不思議と目が引き付けられるゲームがあった。タイトルは、
『無題』
タイトルが付けられていないだけ、というわけではない。『無題』というタイトルのフリーゲームなのだ。
ゲームの内容も、RPGということしかわからないが、最後に、
『随時ゲームデータの更新を行います』
と説明があった。
俺はすぐにそのゲームをダウンロードし、起動させてみると、クレジットやオープニングなどはなく、すぐにタイトル画面が表示された。
選択肢は、
『はじめる』
しかなく、『続きから』や、『オプション』などの文字は無かった。
さっそく俺は、『はじめる』をクリックした。すると画面には、
『本当にはじめますか?』
変なことを訊くゲームだな、と思いながら、俺は、
『はい』
をクリックした。
次に画面に表示されたのは、大きく、
『ようこそ』
の文字のみ。
その後、俺は突然の睡魔に負け、キーボードに突っ伏すように寝てしまった。