幕開け6
なんで雪が降っているんだ…!?
慌ててカレンダーを確認する。
7月14日
馬鹿な…。
それにさっきの言葉…。
脳内が真っ白になっていると、横に居たカイトが僕に声をかける。
『今日も雪かよ~。鏡也!!帰り雪合戦でもするか!!』
『…いや、遠慮しておくよ…』
今日も、という言葉。
おかしい。
僕が知る限り、この町に雪が降ることなんて滅多にない。
まして今は夏。
…思い返せば、昨日りこと最後に会った後に雪が降っていたように思う。
それからだ、時間の果てに行ったのは!!
それにりこのあの言葉…。
『真夏に雪が降ると、神様が地上に降りてくる』
そう…。
この言葉から、不可解な現象に陥っている。
それに少女が言っていた言葉
『ここは時間の果て、神の住む場所です』
…考えられるのは、神様とやらが関係しているという事だ。
おかしいのは、何故りこが消えたのか。
神様とりこが何らかの関係性があるのは間違いない。
しかし消える理由が分からない。
…考えても結論なんて出やしない。
もう一度、あの場所に行くしかないんだ!!
授業が終わり、教室を出る。
クラスメイトに挨拶を交わしながら、下駄箱で靴に履き替えて外に出る。
それは、違和感だった。
雪が一面積もっているはずなのに、何も感じない。
『…!?』
おかしい…。
その違和感の正体は…。
寒さを感じない。
夏独特の暑さが皮膚に突き刺さる。
馬鹿な…!?
意味が分からない。
信じられなくなり、積もっている雪を一掴みしてみる。
『…冷たくない!?』
どうなっているんだ…!?
一体ここはどこなんだ…!?




