表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真夏の雪  作者: Than Nen
幕開け
4/23

幕開け2

『ねえ、母さん』


『なんだい、鏡也??』


『昨日僕って、何してた…??』


『何って…いきなり何変なこと言い出すの??』



そりゃそうだ。


自分の息子がいきなり、昨日自分は何してたってかって言うんだから。



『いや…寝ぼけてて、変なこと言っちゃったね』


『…全く、変なこと言い出すんじゃないわよ!!昨日も一昨日もずっと普通に過ごしていたじゃないかい。それよりも早くご飯食べなさい!!』


『…はは、そうだよね。うん。いただきます!!』



どうやら僕は普段と変わらない生活をしていたらしい。


そうだよな。


たまたま記憶が飛んでいただけだと思う。



そう楽観視すると、目の前にあるトーストを猛スピードでたいらげた。


コーヒーを一気に飲み、急いで洗面所に向かう。



身支度を済ましたところで玄関のチャイムがなる。


『はーい』と言いながら、母親が玄関に向かう。



『鏡也!!りこちゃんが来たわよ!!』


『はーい。今行くよ!!』



僕は急いで玄関に向かう。


いつもの光景。


幼馴染のりこが僕を迎えに来る。


慌てて僕は玄関に向かう。


母親は『全く、いつもいつも迎えに来てもらってごめんなさいね…』なんてりこに謝る。


『いつものことだから気にしないでよおばさん!!』なんて返事をするりこ。


『ごめん、ごめん。さあ行こうか!!』そう平謝りしながら学校へ向かう僕達。



そう、それがいつもの光景だ。


しかし今日は普段とは違う。



『あれ…??』



そう、玄関にたどり着いた瞬間に僕は意識を失ってしまったからだ…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ