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真夏の雪  作者: Than Nen
序章
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序章(後編)

ゆっくりと意識が戻る。



『あれ…ここは…!?』



目を開くと、見覚えのない風景。


それどころか、建物一つ見えない。人も居ない。


ただ、雪が舞っていた。



しかし、その不自然な風景を自然と受け入れることができた。


何故かは分からない。



頭は覚醒したばかりで頭が重いはずなのに…。



そんな考えを置き去りにして、突然声が聞こえた。



『ここはどこか分かりますか??』



目の前に現れた少女はそう僕に言った。


先ほどまで、誰も居なかったはずだが…。



『いや、分からないね…。それに質問したい事が何点かあるんだが…』



初対面の少女にそう答えてしまった。


言いたいことは他にあったはずなのに、案外簡単に返事ができてしまう。


もっと慌てふためいても良いはずなのに、なんだか安心するような感覚。



『ここは時間の果て、神の住む場所です』


『時間の果てね…』



時間の果て…??


意味が分からない。


けれども、少女の言った言葉が本当なのは間違いないだろう。


不自然なこの空間、頭が徐々にクリアになる。



『驚かれないのですか??』


『…そうだね、君が思っているよりは驚いていると思うよ』



順応性が特別高いわけではない。


ごく普通の一般男子学生だ。


しかし、何故か穏やかな気分になっている。


それは同じような場所に来たことがあるような気がしているからだ。



あれは何年前だ…!?


脳内がクリアになるにつれて思い出す。


けれども、最後の一歩と言うところで思考が遮断される。



『あなたは、選ばれました』


『選ばれた…??何に??』


『それは…』



少女の言葉は途中で消えてなくなった。


しかし、実際は僕がまた意識を失ったからだ。


少女の言葉を最後まで聞く前に、脳内がまたブラックアウトした。



現実か幻か分からない空間で僕は、日常を変化させることになってしまった…。




序章はこれで完結です。


この作品はテンポ良く、短めに作り上げたいと思います。


暇があれば見てやってくださいませ。


by神無月

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