偶然の連続、そして心の距離
この物語は、タイの学校を舞台にした実話に基づいた物語です
皆さん、こんにちは。サイロムです。
今日は、僕の日常に起きた「偶然」についてお話ししようと思います。
ある日の昼休み、僕はすごくお腹が空いていました。食堂へ行くと、ちょうど5組のニチャーがご飯を食べているのが見えました。5組は今日は授業が終わるのが早かったみたいです。「ニチャー、そのソムタム、どこのお店で買ったの?」と聞くと、彼女は「あそこの飲み物屋さんの隣の2軒目だよ」と教えてくれました。久しぶりのソムタムにワクワクしながら買いに行き、予約していた席に座ってのんびり食べ始めました。
すると突然、「チョン、隣に座ってもいい?」という声が聞こえてきました。
聞き覚えのある声に顔を上げると……なんと、ウィンでした! 彼は友達と一緒にご飯を食べに来たみたいです。その時の僕は、お世辞にも綺麗とは言えない格好で夢中で食べていたので、恥ずかしくて急いで口に詰め込み、逃げるようにその場を去りました。チョンのやつ、どうして教えてくれないんだよ!
また別の日の昼休み。ご飯を食べ終えた僕は、いつもの「推しを眺める定位置」に座っていました。その時は、犯罪ドキュメンタリーの動画を夢中で見ていたんです。すると突然、誰かが僕の目の前に座りました。……またウィンです!
彼は僕の顔を覗き込んで、「何見てるの?」と聞いてきました。僕は少し照れながら画面を見せました。彼はしばらくそこに座っていましたが、すぐにどこかへ行ってしまいました。本当に自由奔放な人だなと思います。
自由奔放といえば、芸術の授業での出来事もあります。担任の先生が「2人から5人のグループでダンス動画を撮って提出しなさい」という課題を出しました。僕とチョンはどの曲にするかで大喧嘩。最初は「言い訳Maybe」にしようと決めて、図書室の前の大きな鏡がある場所で練習を始めました。
必死に振付を覚えている最中、クラスメイトのクンがウィンを図書室に連れてきたんです! もう、パニックですよ。ウィンが「何の曲を踊ってるの?」とかいろいろ話しかけてくるので、恥ずかしくて踊れなくなってしまいました。挙句の果てに、彼はトゥーン(彼女)のところへ行って楽しそうに話し始めました。その瞬間、僕の心の中では「……何しに来たんだよ、見たくないのに」という言葉が渦巻いていました。結局、「言い訳Maybe」は難しすぎたので、曲を「#好きなんだ」に変更して無事に撮影を終えました。
それからまた別の日。クンたちのグループがバドミントンをしているのを見かけて、僕も混ぜてもらうことにしました。そしたらまた……ウィンがいたんです! 本当に最近よく会います。
バドミントンが終わった後、ウィンが「図書室に行こう」と誘ってくれました。そして突然、彼が「恋するフォーチュンクッキー」を歌い出したんです。どうして急にその曲を歌ったのかは分かりませんが、その時、僕は「ウィンが僕のことをちゃんと見てくれている」と感じて、ものすごく嬉しくなりました。
あ、言い忘れましたが、この物語の時系列は「第3話、第4話、第1話、第2話」という順番になっています。バラバラでごめんなさい! でも、これが僕の記憶の断片なんです。
言葉をまとめるのは難しいけれど、こうして少しずつ書き留めていくことで、当時のドキドキや痛みを思い出します。叶わない恋だけれど、僕にとっては大切な思い出です。




