第69話 ハチミツ村と、ちょっと甘い騒動
~自然との共生と、ほんのり甘い日常~
七海は、森の奥にある“ハチミツ村”にたどり着いた。
空気は甘く、花の香りと蜂蜜の匂いが混ざっている。
「……なんか、空気だけで太りそう……でも嫌いじゃないなぁ」
村の広場では、住民たちが“蜜祭り”の準備中。
しかし、どこか慌ただしい様子。
「女王蜂が巣から出て行っちゃって、戻ってこないんです……」
「えっ、女王蜂ってそんな自由なの!?」
七海は道具箱をポン。
取り出したのは、花の香りスプレーと蜂語翻訳メガネ。
「これで、ちょっとだけ話せるかも……蜂と」
森の奥へ向かうと、女王蜂が花畑の真ん中で、ぷいっと背を向けていた。
「……なんか、怒ってる? え、巣の飾りがダサいって……?」
七海は、村に戻って“巣のリフォーム案”を提案。
道具箱から“ふわふわ巣材セット”をポン。
住民たちと協力して、巣をふんわりとリニューアル。
「これなら、女王様も納得してくれる……はず!」
夕方。女王蜂が巣に戻り、蜜祭りは無事開催。
七海は、特製花蜜ティーを手に、宿屋の縁側でのんびり。
「……世界は救えないけど、蜂の機嫌くらいなら、ちょっとは取れるかも」
空には、蜂たちがふわふわと舞い、村には笑顔が広がる。
「甘い匂いって、なんか幸せになるよね……」
そのとき、空からズンドコリズムが――
「ナナミちゃーーん!! ハチミツフェスだよぉぉぉ!! 甘さはバイブス!!」
パリピ女神、肩に蜂型スピーカーを乗せて登場。
「ちょっ……今、静かに終わろうとしてたのにぃ!!」




