面接
夏も近づいてきた。
スーツとストッキングはさすがに暑くなってきた。
就職活動で気になった会社に筆記試験を受けに行ってきた。元アスリートの方が社長の会社。
なんとなく、皆さん、体格がよい。
一次は通過。よしよし。
次は面接。
問題はここ。正直に答えていこう。
面接官の方もスポーツマンって感じ。
「私は将来、栄養士になりたく、あらゆる方々の健康を科学的にサポートしていきたいです。」
質疑応答が続き、
「性別の欄ですが、男性となっていますが?」
「はい。性別上は、そうなります。
心が女性よりです。
御社にとってご都合はよろしくないでしょうか。」
「いえ、弊社では多様性を重んじ、LGBTにも理解を示す先進的な企業です。あなたのような方の意見も尊重して発展に貢献して頂きたいと考えております」
「ありがとうございます!」
なんていい会社だろう。胸をうたれた。
ここで働きたいなー。
後日連絡を頂き、社長との最終面接となった。
「おー、君かー。
うちの会社はどう?」
軽い。。
「はい。多様性を尊重し、先日の面接でも社風をお伺いし、改めて、私のようなものでも会社のために貢献出来るので、全力で尽くしたいと思いました。」
「何気に体育会系だね。
やってみたいことある?」
「女性スポーツの知名度向上、収益の拡大。
それを支える身体づくりや健康管理やサポート、 美意識の追求を、女性の目線と私のようなものの目線から貢献できるようなことをやってみたいです。」
「うんうん。
具体的ではないけど、君のような目線から着眼して切り開いて行くのは面白いかもなー。」
それから社長の選手時代の話や会社立ち上げの話を伺った。
軽いけど、苦労と努力、そしてやり手なイメージのギャップも感じた。
うちも初めてでねー、君のような存在が、まだ配属できる部署はなく会社としても考えないといけない。
最初は総合職になるかもしれないけど、どうだろう」
「はい。貢献できるところであれば是非。」
「よし、わかった。
まだこれから人事と話してになるが、後日、合否の連絡をする」
受かりたい。。
なんだか勉強になった。
少し、龍くんと重なって感じた。
カッコいい男性。。
私、気が多い女。。