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お祝い続き

会場入り口は人だかり、メディアも多く来てる。

インタビューはされたくない、あまり目立たないようにしよう。

女性はほとんど振袖の人が多くカラフルでみんな可愛い。

男性はスーツの人が多く、たまに紋付袴の人もいる。みんな男らしくてカッコいい。自分があの姿は考えられない。

内股で自分が振袖着て歩いてるのも考えられなかったけど。


写真撮影みんなしてるなぁー

あ、あの団体さんは。清香だ。

黒の振袖だ、素敵、さすが似合ってる。

手だけ振って、

「あとでねー」

「はーい」


会場は広い。パイプ椅子、何年ぶりかな。

膝揃えて女らしく座って成人式堪能しよー。

「隣り、よろしいですか?」

「はい」

長身のスーツ着た男性。

「え、えー、何してるの?」

「来ちゃった、清香さんに教えてもらったんだ。

 しかし、簡単に入れるね」

「眼鏡までしてー、マスクしてもバレバレだよ」

「そうかなー、馴染んでると思ってたんだけど。

 それより、しずか、可愛いよ」

「ありがと。スーツどうしたの?そもそも成人じゃないでしょ」

「スーツは豊臣さんの息子さんが着る予定だったから、お借りしたんだ。どう?」

「キュンキュンします。。凛々しい。普段ジャージ多いもんね。スーツ姿好きかも」

「よし、よかった。それと成人じゃないけど、自分にも祝い事があって、報告が」

「なあに?」

「大学が決まった」

「おめでとうー!」

「推薦でね。バスケの。バスケの強豪校。

 練習にも、もう参加していいって言ってくれて」

「わーすごーい。

 春から大学生だねー」

「少し離れるんだよね、家から出ようと思ってる。

 しずか、話があるんだけど、もしよかったら一緒に住まない?」

「ずっと一緒にいれるね。

 どうしよ、私のこと嫌いにならない?

 嫌なとこ見えちゃうでしょー」

「心配ないよ、しずかのこと全部好きだし。

 しずかのこと守っていく」

「うん。ありがとうー。龍くん」

ポワーンとしてしまった。


「お待たせ」

「お疲れ様ー」

清香も間に合った。

成人式が始まる。

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