初詣
次、会えるのは大晦日。
私は年末年始はバイト。帰省も出来たけど、彼と年越ししたかった。時間がある時は資格の勉強。
彼は彼で忙しそう。たまにテニーズにも来てくれる。付き合ってれことは誰にも言ってない、言えない。。
大晦日。
彼は夜からうちに。
年越しそばを作ってまったり過ごす。
ご近所へ初詣、それなりに大きく多くの方がいらっしゃる。
彼はニット帽とマスクで変装。
私もマスクして顔を隠す。
今までご縁がなかったから行ってなかったけど、結構並んでいる。
彼が手を繋いでくれた。そういえば花火大会以来かも。あったかい。ずっと一緒にいたい。そうだお願いしよう。
除夜の鐘。
3、2、1、ハッピー、ニューイヤー!
「あけましておめでとう」
「一緒に新年迎えられて嬉しいよー」
去年は劇的な年だった。今年も良い年にしよー。
2人並んでお賽銭とお願いごと。
「何お願いした?長かったね」
「いっぱい。内緒」
「でたー。」
「龍くんは?」
「俺は、バスケで大学日本一、と、
しずかとずっと一緒にいたいって」
「あ、ありがとう〜。
うん。ずっと一緒にいる」
裏表のないスポーツマンだー。私、なんてちっぽけなんだろう。。
帰り道。
「ね〜、龍くんがしたいことしよー。なんかない?
お願いごと叶えます」
「そうだなー、しずか姫をお姫様抱っこ」
「それ、私がしてもらいたい、お願いごとだよー」
「ほほー、では、姫」
「わー。」
軽々持ち上げられた。顔近い、恥ずかしい。。
「重くない?」
「全然。どう?」
「嬉しい」
彼にキスした。自然に。
ついでに、壁ドンやアゴくいって、2人でふざけてやってみた。ニタニタ恥ずかしいけど、わかってても、いざやると、ドキドキしてしまった。
青春だなぁー。




