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全国大会

清香とはお互いの家を行き来している。

バイトは引き続きお世話になっている。栄養士の資格の勉強と料理も続けている。

織田くんは最後の学園生活と練習や練習試合を重ねてる。たまに電話はしてる、元気そう。

冬が近づいてきた。


バイト先にて

「そろそろ織田くん全国大会だね」

「そうですね」

「はい、今回も必要でしょ」

ってことは。。今回は大きいなー。

「冬の制服ですねー。あー、スカート短い。」

「若さで頑張って応援してきてね」

「はい!」

抵抗がなくなってきてる。。ちょっと楽しんできてるのかなぁー。


しずか宅にて

清香は、バイト終わりにお酒を買ってうちに寄ることもある。

「ウケるー、ちょっと着てみてよ」

「恥ずかしいよー」

私はお酒は弱いのでシラフ。清香は酔っ払ってオヤジがでてくる。

「いいからいいから、減るもんじゃないだろ」

「もー」

そそのかされて、

「見ないでよー」

ははは、と笑ってる。。

「おー、可愛いー。

 ちょっとおいで」

「え、なに?」

「ここをこうしたらいいかな。よし、カット」

チョキチョキ。

ショートボブにされた。

髪は伸ばし続けてきたので、それなりの長さになり、雑に伸び切っていたが、整えられ、女子高生っぽくなってしまった。

「やだー、外歩けないよー」

「女子でいればいい、ハハハ」

うへー。

そのまま酔っ払って寝てしまうのだった。


大会の日程も決まった。

会場は行けるところもあれば、遠いところもある。

行けるところは行こう。

お弁当作って渡して応援。これなら迷惑じゃないよね。


大事な初戦は行ける。

織田くんの行く時間に待ち合わせ。

久しぶり、緊張してる。。

早く来すぎちゃった。いた、リラックスしてそう。

「久しぶり〜。お待たせ。

 どこのお嬢様かと思ったよ。

「あは、また豊臣さんから借りたの。

 頑張ってね、電車で応援に行くね。

 はい、お弁当とお守り」

「いつも、ありがとう。お守りも。バックにつけとくね。勝ってきます」

「うん」

織田くんは学校に行ってバスで会場に向かう。

私は電車で会場まで。


全国大会は会場大きいし、応援も凄い、メディアも沢山。


さすが全国大会。

試合はレベルが高い。

最初は初戦で固そうだったけど、徐々に展開も早くなって忙しい。

相手も強いけど、明らかに織田くんのチーム強くなってる。チーム力が上がってるんだー、と素人なりの感想。点差も開いてきたけど、は落ち着いてみることが出来ず、そわそわ。


ピ、ピー!

わー、初戦突破!

やったやった、見てるだけでもしんどいのに。

凄いなー。

「ありがとうございました」

黄色い声援も全国区。やきもちも少し。。

織田くん、手を振ってくれてる。ニコニコしてる、目があった?

ただのファン心理。。


LINEだ。

「応援ありがとう!

 初戦は緊張したよ、次も強豪だけど頑張ります。

 応援よろしく。

 目があったね」

幸せ〜。


織田くんは、次々勝ち進んでいった。





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