表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
226/365

[4a-22] FILE:調査報告 『シエル=テイラ亡国』幹部に関して


○アラスター・ダリル・ジェラルド


 老境にある男性の姿をしたグール。『国軍元帥』を名乗る。

 軍対軍の戦闘において指揮を執る。大量の通話符コーラーを用いて前線指揮官と連絡を取り、戦場全体の状況を把握する作戦を採る。

 ケーニス帝国軍を参考に、兵站や福祉など軍内部の各種制度を整備したのも彼であるとされる。


 ※旧シエル=テイラのジェラルド公爵当人と目される。

  生前にも将として軍功あり、また政治巧者として名を馳せた。



○ウダノスケ


 カタナを使うグールの剣士。

 現状、重要な戦闘においてはかならず姿を見せ際立った活躍をしている。

 魔法は特に使えない様子だが、それでも熟練の冒険者複数を相手取って互角以上に渡り合う達人。練技として『爆発する斬撃』を用いるとの情報あり。

 『シエル=テイラ亡国』内部においても名が知られ、“怨獄の薔薇姫”の切り札と目されているが、その割に何故か大して敬われていない。



○リエラミレス


 女ダークエルフ。

 かつてゲーゼンフォール大森林のエルフ部族“岩壁に這う白蛇”にて戦士の部隊を指揮する地位にあった。

 部族の宗教的指導者層たる巫女としての修行も積んだ過去があり、そのため戦士たちから一目置かれる立場だった。

 能力的な問題で巫女になる道を断念した(長老会議の選定結果)とのことで、魔法力は相応のものでしかないと思われるが、戦闘における自然魔法の活用は熟練の技巧を見せる。

 現在は『シエル=テイラ亡国』に仕えるダークエルフたちの代表者として“怨獄の薔薇姫”の傍近く仕えている。


 ※ケーニス帝国大将軍『星環』ことグレンミレスの長女。

  ただしグレンミレスは100年以上前に部族を出奔しておりその後の交流は皆無とされる。



○魔女?


 参謀格と言える魔女が一人ないし二人、“怨獄の薔薇姫”に仕えているとの情報あり。

 人前に姿を見せることは極めて稀で、妖艶な美女であったとも溌剌とした少女のようであったとも言われる。

 当初(テイラ=ルアーレ攻略時)は数に任せたアンデッドの軍団を率いていた“怨獄の薔薇姫”が、その後どこからか高度な軍事技術を手に入れていることは確かであり、技術と理論に通じた邪悪な専門家を麾下としたためではないかと疑われる。



○ミアランゼ


 ゲーゼンフォール大森林の汚染を為した者として噂に上る名前のみ確認。

 現実には『シエル=テイラ亡国』軍が組織的に地脈汚染術式を使っていることは帝国青軍によって確認されており、何らかの誇張か事実無根の政治宣伝プロパガンダによる『作られた英雄』ではないかとも考えられる。

 “怨獄の薔薇姫”の信頼も厚いとされるが姿は確認されていない。

 ただし、魅了の邪眼を持つ女吸血鬼であるとの情報もあり、これが事実であれば最大限の警戒を要する。



ウィル君は多分これ読んでないです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ウダノスケ。 うっかりはちべえとかに改名されて無いようで良かったね。 姫は正しい用語教えても良いのよ? [気になる点] 男の娘の存在隠しきれてる?っていうか最新時系列だとアラフ...ゲフン…
[一言] ウダノスケの扱いは幹部以外からも雑なのか…… リエラミレスと星環さんの関係はここ初出の情報でしょうか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ