表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

プロローグ

  帰宅の電車内、数週間前までは冷蔵庫内部のように効いていた冷房の勢いは嘘のようにおさまり、車内には生暖かい空気が立ち込めている。


 あいも変わらず込み合っている車内の吊革に捕まりながらの帰宅道は1週間の疲れを溜め込んだ体に応えるものがある、睡魔が襲い来るが、抵抗などしない。抗うことなく、その身を預け僕は眠った。



  少しの騒がしさに目を覚すと、そこは僕の降りる予定の駅であった。

 時刻は19:39とスマホの画面は映し出している、急いでホームに降り立つと香ばしい醤油を焦がしたような匂いが僕の鼻腔をくすぐった。


 なにやら駅の南口の大広場で催し事が行われているとのことだ。地産地消を推進するために地元の特産品をPR目的で調理、配布しているらしい。


 ...急にお腹が空いてきた。


 急いで帰ろうか。



  僕はごく普通の一般的な学生である。両親が他界していることもなければ特別な能力を持っているわけでもない、勉強して、部活して、バイトして..るからほかの学生よりかは小金を持っている程度かもしれない。


 そんな小金持ちの僕が持っている趣味は少し周りの学生から見たら辺鄙なものかもしれないがそれでも一般の枠にきっちりと収まるものであろう。



 僕はコンビニを愛している、かつて私の家は周辺500m以内に有名所のコンビニエンスストアは全て網羅していたがご近隣の住民の兼ね合いもあり今では1件、その姿を消してしまったのは残念で仕方ない。


 そんな僕の趣味は小金持ちながらに金にものを言わせたコンビニ商品レポである。


 僕の周りの学生であれば少し増えたお小遣いでラーメン屋を食べ歩くなどしているらしいが、毎週ラーメンを食べるほど僕はラーメン好きではないし、コンビニの利便性と機能性に心を奪われてしまっている、僕に無駄なお金を使う余裕などないのだ。


 休日のお昼はコンビニ商品、その食べたコンビニ商品のレポを(心の中で)取ることが僕の生き甲斐、そして明日は土曜日。


 僕の1週間がまた始まる。

週1で投稿していくつもりなのでよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ