第三話~悪魔と俺~
くだりかた半端ないが、一応3話完成。生暖かい目で今回もよろしくお願いいたします。
「は?」
思わず声がでた。世界に絶望と混沌を与えてやってくれ?中二病かこいつ?いや、この場合は実力が伴っているから違うか。取り敢えず理由聞かなければ。
「なんで俺なんかにそんなこと頼むんだ?もっと他にいるだろ?犯罪者とかさ?」
悪魔は微笑み、口を開いた。
「お前は今、この世界に対して最も憎悪抱えている人間なんだよ。本当は自分でも分かってんだろ?こんな世界滅べばいいって、思ってたんだろ?」
悪魔は更に口角を尖らせた。
それは嬉しくてしかたなさそうな顔だった。
あいつの言う通りだった。俺は自分が救われないこの世界を憎んでいた。出来ることなら滅ぼしてやりたいと思ってもいた。だけど出来ない。出来ないから、死のうと
「出来るよ。」
俺の思考を遮り悪魔は言った。
「お前な、しれっと人の心読むなよ。」
「悪魔は人に嫌がらせをするのが仕事なんだよ。そんなことより本題に入ろうか。」
「本題?」
「悪魔の力をお前に受け継いでもらう。」
「そうは言ってもな?そんなことして大丈夫なのかよ?悪魔がいるってことは神様とか天使もいんじゃねーの?そんなやつらに殺されそうになるのは御免なんだが?てかなんでもう承諾することになってんの?」
「だあ!もうお前うるさい‼安心しろ神も天使もいねーよ‼」
「はぁ?!いねのーかよ神!」
少し信じていた分悲しかった。
「そんなもんいたらお前みたいな存在を産み出さないしな(笑)
この世界には悪魔しかいない。人間が俗に言う神とか天使とか全部、悪魔が作った存在だしな(笑)」
「確かに。説得力あるな。もしかしてこの世界の不幸って全部お前らのせいなの?」
「ああ!そうだぜ!悪魔の仕事の一つだ!ああ、あとついでにお前を不幸にしてたのは俺だから(笑)」
「へぇーやっぱりそうか。っておま、お前かよ?!」
今明かされた衝撃の真実に俺はまたも頭が痛くなった。