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裏切りの刃
その瞬間、施設全体にサイレンが鳴り響く。
【警告:外壁破壊。武装部隊が侵入──】
ドォォォンッ!!
側壁が爆ぜ、黒い装甲兵が雪崩れ込んできた。
「掃除屋だ!!」
「くそっ、本部まで嗅ぎつけたのか!?」
イグナーツが叫ぶ。
「ありえん! 本部の位置は──」
「内部に……スパイが居るのよ」
リサの声は震えていない。ただ静かに、怒りを孕んでいた。
「ずっと気づいていた。
希望の光にも、レムナントにも、政府に通じた裏切り者がいる。」
悠は拳を強く握った。
(スパイ……やっぱりどこかに……)
だが、その推測が形になるより先に──
掃除屋の隊長が叫んだ。
「スカーレット!
いや──希望の光・総師アスナ!!
国家反逆罪により確保する!!」
銃口が一斉にリサへと向く。
リサは悠の手を取った。
「行くわよ。
ここからが“本当の戦い”よ、悠。」
——幕が開く。
レムナントの崩壊、希望の光の反乱。
そして、政府による“英雄史の抹殺計画”の全貌へ。




