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十四話 戦いののろし

あれ(・ω・`)ストックが…………

石月を家まで送りとどけたあとの日の夜、部屋でくつろいでいると、母親が呼んでいた


どうやら自分に電話で、その内容らある程度予想がつく内容だった



「秀、どんな内容だったの?」



「明日学校が休みだってさ、あんな事件があったらそりゃなりますわな」



「よかったわね、今日はゆっくり眠れるじゃないの」



「おいおい、教育者とあろう人が不謹慎だな」



「あらこれは一本取られたわね」




部屋に戻って机に置いた携帯を見ると、ヒロからの不在着信があった



「もしもし、俺だけど、どうかしたのか?」



「浅村君か、沙耶香から何か連絡はなかったかい?」



「いや、なかったけど何かあったのか?」


「沙耶香が家にいないんだ」



「………馬鹿か?」



「んな、なんだと!?」



「あの子だって年ごろの女の子だぞ、外に散歩にでも行くさ」



「違うんだ聞いてくれ、沙耶香が俺の部屋の前に置き手紙があったんだ」



「だったらもっと安心したらいいじゃないか」



「話しは最後まで聞いてくれ、置き手紙には能力者に会ってくると書いてあったんだ」




ヒロの言葉に戦慄がはしる



「ま、まさか」



「俺も信じるのが嫌で君に電話したのだが、どうやらいやな予感があたってしまったそうだな」



「冷静になってる場合かよ!!とりあえず俺は探しに行くけどヒロはそこにいろよ!!」


「すまない、霧崎君にはもう連絡しているから、君も沙耶香を見つけたら連絡してくれ」




それで電話をきったあと秀はすぐさま家を出て、泉がいそうな場所に向かった









―???―





「どうした、俺を倒すんじゃなかったのか」



「くっ………」



「見るかぎりでは、君はさっきから能力を出していないところを見ると、君の能力はサポート系のようだな」


(この男、戦闘能力だけじゃなくて、洞察力も長けてる)



「さあて、終わりにしようか」




手をかざし泉の上から球体を落下させる



「きゃあー!!」




無数に降り注ぐ球体をすべてをかわすことはできずにかなりのダメージを負う



「まだ生きてるか、しぶといな君は」



「あなたを倒すまで私は死ねないのよ……」



「仕方ない……なら今度は確実な方法で君を倒してやる」




地面に突き刺していた剣を抜き泉まで歩いて行く男


泉はダメージのせいで歩くこともままならない



「今度こそ終わりだ!!」




振り上げた剣を泉に突き刺そうとした時


仮面の男の横から巨大な何かが飛んできて、ギリギリのところをかすめた



「よお、助けに来てやったぜ」



「霧崎君……」



「君は確か前にやりあったな」



「まあ、前やった時は惨敗だったけどな」



「じゃあリベンジって訳か」



「ああ、お前には悪いが二対一でいかしてもらう」



「一人増えたところで変わらんよ」



「ちっ……なめやがって、行くぞ泉!!」



「来い、圧倒的な力で倒してやる」




大鎌を振り回しながら男に迫るが、秀とは違い男が持っているのは大剣で、簡単に防いでいる



「こんなものか……………ふんっ」




真也をなぎ払うと同時に球体を落下させるが、真也も真也で鎌で全てを弾き飛ばす



「防いだか、ならば少し数を増やそうかな」




またもや上空から球体を落下させるが、今度の数は洒落にならない数だった



「何が少し数を増やそうかなだ、めちゃめちゃ増えてんじゃねぇか!!」




鎌で全てを弾き飛ばそうとするが、今度の場合はそうもいかない



「くっ………」



「霧崎君!!」




攻撃を全てを防ぎきれない真也に泉が駆け寄る



「泉……頼む」



「分かってる、怪我してる腕を出して」




言われた通り怪我した腕を出すと、泉はその手に両手をかざした


すると、球体をもろに受けた腕の腫れがみるみるうちにひいていった



「ほお、治療術か…」



「そうよ、私の能力は治療術よ」



「さあて、怪我も治ったことだし第二Rといきますか」




再び鎌を構えた真也は仮面の男に向かって走り出す


その真也を見た仮面の男はとても小さな声で呟くように言った






「第二R?………ファイナルRの間違いだろ」




男は球体を落下させた………真也ではなく泉にたいして



「しまっ……」



「きゃあー!!」



「まず一人…」




完全に隙をつかれたことになったが、男が放った球体は泉には一球も当たることはなかった少年が放った風によって










「なんとか間に合ったな」



「ったく、遅ぇんだよ」



「悪ぃ、悪ぃ、意外に時間かかっちまってさ」



「あ、浅村君……」



「浅村 秀……」



「さあてここからがファイナルRだぜ」








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