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十三話 チーム

「あ、浅村君?」



「い、泉さん?」



「さてと役者は揃ったことだし適当に座ってくれ」




ただただ驚いている二人を差し置いて話を進める



「自己紹介をしよう、俺の名前は泉 裕、泉 沙耶香の兄だ、ヒロと呼んでくれ」



「い、泉 沙耶香です」



「あ、えーと、浅村 秀です」



「石月 紫音です」





その場にいる四人の自己紹介が終わったところでヒロが本格的な話を始める






「浅村君、僕達のチームに入らないか?」



「チームだと?」



「最近起こった通り魔事件、君も分かっている通りこの事件の犯人は能力者だ」


「…………」




顔から冷や汗が流れる、嫌な予感がして仕方がなかった






そして嫌な予感は的中した……






「能力者に対抗できるのは能力者だと思わないか浅村君」



「……何で俺が能力者ってことを知ってるんだ?」



「簡単なことさそこにいる彼から聞いたんだ」




ヒロが示した方向にはずいぶん懐かしい男が立っていた



「し、真也!!戻ってきてたのか!!」



「久しぶりだな秀」



「彼から君が能力者だと聞かせてもらったよ、ちなみに彼も僕達のチームの一員だ」



「そういうことだったのか…」



「どうだい?チームに入ってくれるかい?」




深く考え込む、無理もない話だった、いきなりチームに入ってくれなどと言って、YESと答える人はなかなかいないだろう



「できれば早めに答えを出してほしいんだ、被害は最小限におさえたい」



「ていうか真也がいるなら俺はいらないだろ」



「俺でことが足りるならお前を呼んだりしないさ」



「そんなにヤバイ相手なのか?」



「一度やりあったけど、負けちまったよ」



「真也が負けたのか」



「完敗だったな、おそらく泉と組んでも微妙だな」



「おいおい泉ってことは………」



「沙耶香も能力者だ」



「なんてこった……」



「すいません、まさか浅村君が能力者だとは知らなくて……」



「ああ、泉さんが謝ることないよ」




うろたえる泉を手でただす



「てか、一度やりあったんだったら相手は分かってんだろ」



「分かっているが誰なのかは分からん」




首を傾げる秀、ヒロが言っている意味が分からなかった



「相手は仮面を被っていてな、体格からして男だけど誰かまでは分からないんだ」



「なるほど、そういうことだったのか」



「とまあ、現状況はこんな感じだな、このままほおっておけば、被害は増える一方だ、だから頼む浅村君、今だけで構わないからチームに入ってくれ」



「…………考える時間をくれ」



「分かった……では明日の同じ時間にな」




そう説明し終わると、俺は石月と出る際に石月を先に出るように言った後、ヒロに一番聞きたかったことを聞いた






「ヒロ……感謝って一体何だ?」



「ふむ、そう言えばいい忘れていたな」




片手を口元にそえ、秀の耳元にあて、感謝について囁くように言った






「っ!!!!おいおい、そんなことありえんのかよ」



「ああ、だからこその感謝だよ」



「うーん、そういうことではあまり感謝されたくないな」






そこでマンションを後にした秀に石月はどうしてもきになっていた



「ねぇ浅村君……チームに入るの?」



「わかんねぇよ…」




つい口がキツくなる秀



「ご、ごめんなさい、やっぱりそんな簡単に決められないよね」



「何だかいろいろありすぎてわかんないや」



「そうだね、私もなにがなんだか分かんないよ」



「……………」



「……………」




どうも会話が続かない二人は秀が初めて異世界にとばされた公園いた


微妙な距離をあけて座る二人の間に会話はない



「…………」



「あ、あの浅村君」



「………何?」



「あ、いや私、飲み物でも買って来ますね」




ベンチから立ち上がった石月は公園にある自動販売機に歩き出した時、秀は顔を伏せたままで異変に気づいたのはシルフィーだけだった



〈あぶない紫音!!〉




シルフィーの声に反応した秀はすぐに石月の方を向くと、石月の上空には学校にいたときに上から降ってきた球体だった



「きゃあー!!!!」



「韋駄天!!」




ギリギリのところで石月を抱え込んで降ってきたところで距離をとる



「姿見せやがれ!!」



〈秀、あの木の裏!!〉



「でかした、ウインドエッジ!!」




風をドリル状にするイメージでとばす


発動と速度上では秀の技の中ではNo.1である




ウインドエッジに気づいたのか木の裏から仮面の男が現れた



「本日二度目とはなかなかサービスしてくれるじゃん」



「……………」




仮面の男は無言のまま手をかざすと、その手の中に大剣が現れた



「ヤバい!!逃げるぞ石月、韋駄天!!」




すぐに石月を抱え込み公園から脱出し、石月を家まで連れていった



「浅村君、そんなに強い敵だったんですか?」



「分からない、ただ公園であんな大剣を振り回す奴と戦ってたら、間違いなく被害が出てたに違いない」



「なるほど、でも何で私達を狙ってきたんでしょうか?」



「さあ、まあこの件は俺から泉に連絡を入れておくよ、じゃあまた明日な」




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