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十一話 嵐の予感

東京観光に行ってまして投稿が遅れましたf(^_^;

時は放課後で今日も実行委員会に出る秀と泉、いつもは男の泉に対する嫌悪感がただよっているのだが、今日はそれが皆無と言っていいほどなかった。



おそらく昨日のことが効いたのだろうか、今日の仕事の量も明らかに減っていた。



「仕事も少ねぇから、ちゃっちゃと終わらせますか」



「はい♪今日はすぐに帰れそうですね」






二人に任された仕事をてきぱきとこなし、予想をより20分近く早く終わらせることができた



「俺はKK部に行くけど、泉さんはどうする?」



「私は帰ります、こんなに学校が早く終わるのは久しぶりですから」



「ははは、それもそうだな、じゃあまた明日ね」




泉と別れたあと足早に部室に行くと、なにやら一悶着を起こしていた



「新山君、前も言った通りだけど、私は陸上部にもどるつもりはないよ」



「俺も言ったはずだぜ、出直して来るってな」



「おい蒼、石月さんが陸上部に戻るも戻らないも石月さんが決めることだぜ」



「それは浅っちにも言われたよ、でも石月は陸上部に必要なんだよ!!」




廊下まで響き渡る蒼士の声は隣の教室には軽く聞こえる音量だろう



そしてその音量に驚いてかKK部内いた者は全員黙ってしまった………KK部内にいた者は




「蒼士……ちょっと来い」




「……分かった」



場所は人気の少ない屋上につながる踊り場、ここで石月の件に決着をつける



「蒼士、一つだけ質問するぞ」




無言で首を縦に振る






「蒼士が今やっていることは陸上部の為か、それとも……自分の為か?」



「ちょっと浅っち、いきなり……」



「蒼士……真剣に聞いているんだ」




揺るぎなくまっすぐな眼差しで蒼士を見つめる




「どっちもだ……」



「そうだ、それが聞きたかった」



「どういう意味だ?」



「それは自分自身で考えるんだな、でも蒼士これだけは言っとくよ…………」






“お前は石月を苦しめたいのか?”




それだけを言ってからその場をあとした




残された蒼士には秀が階段を降りる音だけが響いていた










―KK部―



「どうでした?」



「どうだろうな?結果は後日ってとこかな」



「そうですか……」




少しうつむき加減になった石月を見るところ、陸上部からな呼び戻しが心身ともにきていると思わせる



「そういや顧問の件だけど、化学の保坂Tがなってくれることになったよ」



「本当ですか!!よかった〜これで後は部員二人ですね」



「だな、明日は実行委員会が無いみたいだし、全員で部員を探そうか」




全員がそれで了承し、解散の雰囲気を流れたところで、KK部のドアが開く



「保坂先生!どうしたんですかそんなに息きらして?」



「KK部はメンバーは全員いる?」




数えるまでもなく、首を縦に振る



「落ち着いて聞いてね………今さっきの情報なんだけど、駅前の公園で北合の男子生徒6人が倒れてるんだって」



「っ!!!!」



「幸いみんな軽い傷で済んだんだけど、6人とも気絶してたみたいなんだけど」



「もしかしてその事件の犯人って………」



「通り魔………よ」




全員の血の気がひいていくのがわかる



「警察官達が見回りに出でるから安心だけど、できるだけ複数で帰るようにしてね」

KK部のメンバーで一人で帰るのは駅で別れる連と西脇だが、おそらく西脇には連がつくから大丈夫だろう


連が通り魔に襲われたとしても返り討ちにするからである






「まあ警察官がうろついてるなら大丈夫そうだな」





それから解散した後、予想通り校門で西脇と連が別れ、石月と秀も帰路につく


保坂Tの言う通り、下校中に何度も警察官を見て、会うたびに家はどこだの、一人で帰るのは避けるだのの注意のラッシュだった。



「しかし通り魔とは驚いたな」



「しかも狙われたのが私達の高校の生徒ですからね」



「まあ気にすることないんじゃないかな、どんな奴だろうと負ける気はしないし、石月を傷付けさせやしないしな」



「浅村君////」




石月が顔を赤らめているいる間も時は進み、石月の家まで着いていた。



「ではまた明日」



「おう、また明日な」




石月が家に入るのを確認した秀は、そこから家には向かわず公園のベンチに深く腰掛け、誰もいないはずの公園で



「いるんだろ?隠れてないで出てこいよ!!」




もちろん秀の言葉を返してくるものはいなかったが、秀の言葉に反応した者はいた…………公園の木々の裏から



「一体どこのどなたさんだ?男をつけ回す気色悪りぃ奴は」



「何時から気づいてた?」



「駅前かな〜、ていうかつけてきたのはそこからだろ」



「正解だ、しかし理由は分からんだろう」



「聞いてほしいなら聞いてやるよ」



「礼を言おうと来ただけだ」



「……………」




どうにもつかみどころのない奴だ


つかみどころというか、コイツとは話がなかなか合わなさそうだ






「感謝する、以上ではまた会おう」



「お、おい、ちょ、ちょっと待てよ!!」




秀の呼び掛けもむなしく男は去っていった…



(感謝って何だよ?)











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