五十五話 旅の終わり
これで第二章の終わりです(・ω・´)
―宿屋―
「ったく、おっせーな秀の奴何してんだ?」
「そうですね、もう残り一時間きってますしね」
宿屋に集まったのは秀を除く五人+ラニアとシリルの計七人だった。
「ただいま、悪い遅くなった」
パチンと両手を合わせて謝り、傷だらけの秀が帰ってきた。
Σ(゜д゜;)
↑七人全員一致の顔
「えーと………ガリアにケンカ売りに行ったの?」
「あのな〜新藤、俺はそんなに血の気は多くない」
「でもどうしたんだよその傷?」
「ラウルと一戦交えただけだけど?」
「………なーる、そういうことなら納得だわ」
「だな、浅っちらしいな」
「まったく理解できないですよ」
「そうだよ、もうすぐ帰るっていうのに」
「また戦うだなんて信じられない」
理屈ではない男の戦い、どっちが上だの下だのは関係ない、ただコイツと戦わなければ後悔する、だから戦うのだ
「まあ、いいじゃねぇか帰って来たことだし」
「そうですね、ささ、みなさん食道に行ってください」
―食道―
テーブルに置かれた数々品々に六人は言葉が出なかった…
「どうぞいっぱい食べてくださいね♪」
「帰る前に腹いっぱいにしとんじゃぞ」
「「いただきます♪」」
数々の品々に舌鼓をうちながらも、残り時間を笑顔で過ごす
「秀さん、どうですか料理の方は?」
「美味いの一言につきるよ」
「よかった」
ほっと胸を撫で下ろすラニア
「あ、そうだラニア…」
ズボンのポケットを探る秀
「どうしました?」
「あ、あったこれだ♪」
取り出したのは携帯電話だった
「それって秀さんの世界では使えた機械ですよね」
「ああ、こっちの世界ではまるっきり役立たずに変わっちまったが、注目するのはこれじゃなくて、これだ」
携帯についていた赤いガラス玉を指で揺らす
「これが何か?」
困惑するラニアに秀は携帯からストラップを外しラニアに渡した
「それ…あげるよ」
「えっ!?でも…」
「それいろんな色があってさ、色によって違うんだけどさ、その色は願いが叶う色なんだってさ」
「願いが……叶う」
「だからまた会いたいって思ったらそのストラップに願ってみなよ、すぐには会えないかもしれないけど、いつか絶対会えるよ」
「こんな物貰ったら、明日から願っちゃいますよ」
「光栄だ♪」
なかなかの空気をかもし出している二人を見ている連と蒼士が呟く
「あれで本人はフラグが立ってるってことすら分かってないから怖いんだよな」
「この先、一体何人のフラグを無視することやら」
深いため息を吐きながら二人はハモった
「「やれやれ┐('〜`;)┌」」
その後全員が集まったのは宿屋の裏で、シリルと特訓した場所だった
「懐かしいな〜」
「よくここでボコボコにされてたな」
思出話に花を咲かせるが、残りは時間は10分をきっている
〈ねぇ秀、一つ聞いていい〉
「何だ?」
〈ラニアにあげたストラップのことなんだけど、あれ嘘でしょ〉
「はははは、分かっちまったか」
〈願いが叶うみたいなのあるわけないしね〉
「まあな、でもあの色にも意味はあるんだけどな」
〈へぇー、どんな?〉
「いわゆる恋愛運上昇ってやつだ、まあ待ち人来たるっていうのかな」
〈えっ!?秀まさかラニアのこと………〉
「ん?ラニアがどうかしたのか?」
〈……………〉
「おい、何だよ急に黙ってさ」
〈期待した私がバカだった〉
刻々と時間は過ぎていき
「そろそろ時間だな」
「30秒前!!」
「体に気をつけるんじゃぞ」
「シリルこそ体に気をつけてな」
「15秒前!!」
「10」
「9」
「8」
「7」
「6」
「5!!」
「4!!」
「3!!」
「2!!」
「1!!」
数字が0になったとたん六人は姿が消えていった………